自分にとって何が必要か。
自分にとって何が必要で何が必要ではないか。
これに関しては特に自分の場合永続的なものではないと思っている。昔は頭を割ると車やバイクが出て来るのではないかと周りが心配するほどだったが今では、、、何が出てくるだろうか。
ピカピカの車たちから埃の積もった乗り物たちへ
ガレージ内に入っている趣味の乗り物たちはガレージ内であっても埃は出るので乗らないと埃が積もる。
以前はマメに吹き上げたり洗車したり乗ったりしていたものの、現在ではほとんど乗ることがなくただ埃を被って日々充電している。
色々理由はあるけれど、大きいのは2つ。
ひとつは手を怪我したことと、もうひとつは人生の時間の使い方を自分の趣味から子どもと過ごす人生に変更したことなんだ。
手を怪我したので洗車なども億劫なのはこれは仕方がないが、それでも気にしてよくメンテしていたものが今ではそこまで手をかけなくなった。
乗り物を洗車し始めるとそれだけで1台につき1時間くらいかかってしまうので、その時間も子どもと遊ぶ時間に充てられると考えている。
もちろん汚れていると言っても車に興味ない人から見れば、今までと全く変わりなく綺麗な状態ではあるが、自分の中で車とバイクにかける時間は激減している。
特に独身だった頃は自分にとっては乗り物が自分の分身であり、名刺であり、一日中考えている対象だった。
今では随分と少なくなった。
面白いもので無いと欲しくなってそればかり考えるけれど、手元にあると別にどうということがない。
いわゆる無いものねだりなのかもしれない。
自分と家族と趣味と
憧れの趣味のひとつして長距離旅を趣味の乗り物で出かけることがある。
ネット上ではそんな羨ましい生活をしている人たちもいて大変大きな刺激を受ける。旅をすることで様々なことを体験し自分自身が考えるきっかけになる事を知っている。
だが今は可愛い子どもがいて、自分が1年に何回かの泊まり旅行に行ってる間『パパはどこへ行った?』と100回以上聞くと話も聞いているし、お風呂で頭を洗うのはママじゃなくてパパがいい、とわがままを言っていたとも聞いた。
この世に金以外で自分を必要としてくれる数少ない女性なので結局のところ後ろ髪引かれまくり旅に、、、出られず、行くならファミリーカーで一緒に行く感じになった。
趣味車と違うのでペースも安全運転で遅いし、自分の行きたいところばかりも行けない。
そして出先では好きなものばかり食べたり、カロリーの高い外食ばかりになりがちで成長期にバランスの良い食事を食べさせられず、それも頻繁に旅行に行く足止めにもなる。
趣味車で出かけたい!
でも娘が行きたがる。一緒にファミリーカーでお出かけ。
結果自分も楽しい。
次回は1人で、、、と思うが子どもが可愛くて、気づくと娘が楽しめる旅先を探している自分。
それが繰り返されて現在に至るが結果その人生に満足しているので、1人でしか乗れない、楽しめない乗り物は興味がなくなっている。
結局どの乗り物が必要だったかと考えてみると、家族みんなで移動する車以外全部いらないという結論に辿り着き、ガレージ を広くして子どもの遊び場を作る計画もあるくらいなんだ。
人生において必要なものはその時々で変わる。