唯一自分が胸を張って自慢できること。
特段何か秀でている事も無くみんなより優れている事なんて何一つないのだが、唯一自分が胸を張って自慢できることがある。
それは子どもと過ごす時間の長さと密度だ。
子どもが生まれてからほぼ24時間片時も離れず一緒にいるので、これは自分が一番自慢できることでもある。
人生の選択肢の中から選んだこと
人生には無限に選択肢がありその選択肢は子どもが生まれた事により大きくわかれた。
1つは早いうちからどこか保育園などの施設に預けて自分は違う事をするという方法。もう1つは施設に預けず自分で見るという選択肢だ。
過去に何度か書いているが自分は貧しい家庭の育ちであり、あまり人に誇れるような幼少期を歩んできていない。
自分の子どもにはこんな想いをさせたくないと思った事があったから答えは簡単だった。
現在は3歳だが保育園には通っておらず、自分が毎日朝から晩まで見ている。
そして園に通ってない事が経験不足、教養不足にならないよう家庭内で相性の良い色の組み合わせ、マナーのこと、食べ物のこと、所作のこと、靴の履き方脱ぎ方、揃え方、他人の呼び方、レストランでのテーブルマナー、高級ホテルでの立ち振る舞い、ショールームのガラスケースに触らない事、エレベーターでのマナー、公園でのマナー、思いやり、貸し借り、掃除の仕方、皿洗いのお手伝いなど多岐にわたる経験をさせて教えている。
娘はどれも楽しんでやっていて、元々ゼロからスタートなので大人のように抵抗する事もなく飲み込みも大変早い。
普段から一緒に過ごす事でたくさんの経験をしている。
各家庭により様々だと思うが単順に子どもと接している時間の長さと密度で行ったら結構上位に入るはず。
年に数回泊まりでツーリングへ行くときと、一日趣味車で出掛ける時を除けば355日×24時間は子どもと過ごしている。
最初はなかなか思うようにいかず、育児に疲れてヘトヘトになる事が多かった。
自分の不甲斐なさと包容力の無さを何度も反省した。
自分がフォローが足らずケガをさせてしまった事もあった。
今ではお互いの理解が深まり、最近では良き相棒のような感じになっているので自分の選んだ道がこっちでホントに良かったと思った。
良い事と悪い事
最近はいろんな色を使って絵を描くようになった。
今までは単色のグルグルだったのが大きな進歩。褒めると喜んでさらに描いている。
独身時代はバイクに乗ってあちこち出かけるのが最高の時間だったが、今では優先順位が途方もなく下になり、ほとんどガレージでホコリを被って充電されているだけの状態になっている。
これは四輪も同じで、今ではQ8ですら旅行で使う時に動かすだけで後は月間走行距離は4km以内に収まっている。
大人の自分はZでドライブは楽しいが、シートが低く空しか見えない娘は乗り心地も悪く、景色も楽しめず、その上くさいので全然楽しくなくてあまり遠出する事も無い。
今までは乗り物が大好きだった自分が随分と乗り物好きから離れている。
それで、そんな状態が長く続くと久しぶりに午前中だけ乗れる状況になっても
『何だか動かすの面倒だな。』
と思う。
ウィンタースポーツから一旦離れると、道具の用意と片付けでめんどくさくなってしまう状態に似ている。
こうして好きだった乗り物熱が冷めてしまうのが悪い点かもしれない。
でも、もしかするとお父さんたちはみんな通る道で、子どもが大きくなってからまた乗りたいな、、、となるのかなと思っている。
それにしても毎日子どもと過ごす日々は宝物で幸せいっぱい。
毎日爆笑、毎日が傑作。
人生は過去に戻ってあの時もう1つの道を選んでいたら、、、と出来ないが、自分は自分の選択が間違ってないし最高に楽しい幸せな時間だと胸を張って言える。