約500kmの旅でわかったフェアレディZの魅力。
走りの性能が素晴らしい。
慣らし運転を進めるために当ての無い旅に出て500km弱の距離を走ったZ。いまだに新車時からある匂いが臭いが、この臭さをあまり気にさせない程走りの魅力が光る素晴らしい出来だと思った。
ダメならその日に売ろうと思っていたZ
Zの購入動機に関しては過去に述べている通りで、この車が欲しくて欲しくて仕方なかった、、、という状況ではない。最近でこそこの型はRZ34という事がわかったが、それ以前の型はどんな型があるとか排気量がいくつとか全く知識も興味もなく、本当に先入観ゼロで買っている。
過去のZのデザインの復刻と言っても過去のデザインも知らないのでそんな自分は手に入れる前に思っていたのはただ一つ。
『見た目が好き、Zが好き、日産が好きのどれにも当てはまらず購入したので、これで走りが悪ければ申し訳ないが売却しよう。』
と思っていた。
実際、納車されるまでの間に時間もあったので他の車に目移りし納車される日までM4カブリオレコンペティションが欲しくて仕方なかった。
見た目もいいし音もいい。走りもいいしオープンになる。
これは欲しいぞ!!と久しぶりに思った。
Zが気に入らなかったら即売却してこちらに乗り換えようと思っていたし、周りにもそう話していた。
が、Zは残った。
①見た目が好きではない
②日産ファンではない
③フェアレディZのファンではない
④走りは、、、?
④番だけで残った。
まぁまぁいい、ほどほどの良いくらいだったら残らなかった。
すごく良かった。
想像をはるかに超える。
期待してなかったから余計かもしれないが。
それなので走りがいい事からこの車の事が好きになり、今では出かけるのが楽しいと思う。
時々ある、付き合ってから魅力に気づいたタイプだった。
Zの悪口を言いたいのでなく、どちらかと言うとアンチ寄りな自分を虜にしてしまうZはホントに凄いんだ。
よく切れる包丁は気持ちいい位に切れるので料理が楽しくなる。
まさにそれの車版である。
一般道をのんびり走っていても問題ない。ここ、結構重要。
大抵、スポーツに寄ってる車は一般道をのんびり走るのがつまらない。なんなら苦痛。スポーツ性能を上げれば上げるほどこの部分は顕著になりがち。
それが全然問題ない。
快適な普通の車だ。
高速道路は5速辺りに固定しておけば追越時も相当に力強い加速を味わう事ができる。
オートクルーズがついているが、オートクルーズに入れるのが勿体ない位加減速を楽しむのが楽しい。
ワインディングは声が出る。
まさに日産の技術陣がダンスパートナーと謳ったその通りの動き。
ただし、盆踊りではなくキレッキレの筋肉と厳しい訓練によって作り上げられたダンス。助手席の人は悲鳴が出る。
半分が一般道の走行で477km走行。走行時間は7時間51分。
帰ってきて疲労感無し。
この日は帰った後、別の車に乗り換えて家族でお出かけして買い物も行った。
MTなのもあるかも。
頻繁に両手両足を動かしているからか血流が良くなり、疲労が蓄積しにくい可能性も。乗り心地もいいし。
自分は元々ライダーであり車よりバイクが好きだ。
しかし、今後はフェアレディZならバイクツーリングで走る道を走っても楽しいかもしれないなと思っている。
速い、臭い、楽しいの三拍子揃った楽しい相棒なんだ。