秋の老牛介護日記。
しばらく動かしてなかったガヤルド。
雪が降って動けなくなる前に散歩に行って来た。相変わらず高速道路を快速で走っているときのみ快適。
競合が多い天気がいい日しか楽しめない趣味
天気がいい日は子どもを遊びに連れて行ってあげたい。
家族みんなでお出かけするのも良い。
でも、もし自分1人で乗れるタイミングであればさてどれに乗ろうか。
最近は日も短いので夏のようにあれもこれもは無理。
大好きなバイクにも乗りたいし骨董品も動かしたい。
しかし、スタッドレスが無い二輪のバイクは雪が降ったら終わりだ。バイクに乗ろう。
そうやって今しか楽しめないバイクを優先して来た結果ガヤルドは拗ねてしまい、シーテックにつないでいるにも関わらずエンジンがかからなくなってしまった。
色々な手を尽くしてエンジン始動。長いクランキングを経てようやく10気筒エンジンに火が入った。
まさにこの火が入るという表現がピッタリで、自分が元気な時はいいが疲れている時に聞くと始動音だけで疲れる。
外気温が一桁になってくると強靭な硬さになってくるマニュアルギア。
昔の古いランボルギーニオーナーでこの金属の棒を折った人を何人か見たことがあるが、普通によくわかる。
ホントに硬いのよ。
真冬の時期なんて金属の棒がしなるほど硬いので、自分なりの攻略法を見つけ毎回そのマニアックな方法で変速している。
1速から2速は入らないけれど、1速からNを経由して2速は入りやすいとかある。
体がこれで慣れているので、そのまま変速できる他のMTに乗っても毎回シフトアップ時にNに入れてしまう。
低回転時は毎度のことながらゴロゴロ言ってるだけであまり機嫌がよくない。
回転数が3000~4000rpmに達すると整ったキレイなサウンドを奏でで、アクセルのレスポンスも数段鋭くなる。
機嫌がよくなると火を吐く。
ここからレッドゾーンの7800rpmがイキイキとしているゾーン。
だが、この回転数を維持して走るのは周辺では高速道路以外不可能。
駐車場に佇むガヤルド。
もうすぐ22年前の車になるうちのガヤルド。
そりゃエンジンも掛からんわ。
しかし他の車に紛れて停まっている姿は浮世絵離れしていて、20年以上前にこのデザインで発表したのは本当に凄い。車人生の大半をガレージ内で過ごしてそうだが、自分のもとに来てからは毎月日光浴させている。
今の車には出せない素晴らしい高音といい、アイドリングストップ無しは勿論ドリンクホルダーすら1つも無し。
走行モード切替も無し。
あるのは6MTとクラッチと重たいハンドルのみ。
潔さの極致だが、20年越えになると通常の車と同じような取り扱いは難しい。大切に労わって所有していきたいと思っている。