Gibsonのゴールドトップの魅力。
ステージに立って演奏する訳でもないので別に高価なものでは無くていいのだが、やはり自分が好きで欲しい物は欲しい。それこそが趣味ってもの。
人生初のカスタムショップモデルを手に入れて感動。
憧れのゴールドトップモデル
Gibsonのレスポールと言えば人気なのはサンバースト系だと思うが、自分は金色に塗装されたトップを持つレスポールが憧れだ。50年代に登場した象徴的なデザインで歴史を感じる素晴らしいカラーだと思っていたからだ。
この辺は好みの話。どっちが良いも悪いも無い。
だが、欠点もある。
美しいゴールドに塗られたレスポールは美しいが、せっかくのキレイな杢目が見えなくなってしまう。透ける感じに塗装すれば美しいデザインになったであろう良質な材が使われていても、塗りつぶされて見えないのが残念な点だ。
まぁ、ギブソンも塗りつぶすトップを持つモデルに杢目の良い木など使わないと思うが。
それが欲しくてお店に行ったら素晴らしい出物があり、お店の方のオススメで購入する事にした。そして手に入れたのは標準モデルのオリジナルコレクションではなく、上級モデルのカスタムショップ製。車で言う所のM、AMG、RSなどに相当。
1954 Les Paul
サウンド、プレイアビリティ、ルックスの最高峰である、ギブソン・カスタムは、伝統的工程と最新技術の融合、そして卓越したクラフツマンシップにより、歴史を継承する製品と、新たな時代に向けた革新的な製品を生み出しています。
1952年に発表されたレスポールは翌年にはマイナーチェンジが行われ、P90ピックアップとラップアラウンド・テイルピースの組み合わせとなりました。そのユニークなサウンドは、フレディ・キング、ジェフ・ベックなど強い個性を放つギタリストにより選ばれてきました。
スタッドを介してボディに直接マウントされたバー・ブリッジ&ラップアラウンド・テイルピースは、サスティンを最大化し際立ったサウンド・キャラクターを生むと、こだわりのあるマニアックなファンに支持され続けています。
フィニッシュの色焼けや塗装に含まれる金属成分の酸化等の経時変化により趣を増す、ヴィンテージと同じ製法によるゴールド仕上げのカスタムショップ製1954レスポール・ゴールドトップ。硬質なメイプル、ミディアム・ウエイトのマホガニー、ハイドグルー(にかわ)接着、精巧なヴィンテージ・レプリカ・パーツ等のハイエンド・モデル同様のスペックが盛り込まれています。
Gibsonホームページより
ポイントはマニアックなテイルピースとP90ピックアップ。
P90ピックアップのモデルを初めて手にしたが繊細な表現力に驚いた。強弱をハッキリと拾うので繊細な表現が可能。
ヘッド。現在はビンテージがブームなのか、ほとんどのモデルがエイジングをしてある状態がスタンダード。
塗装の表面も新品ピカピカの艶ありではなく、結構線傷ついてて何十年も弾き込んだ風の感じに。
金属パーツも始めから錆びてるし。
ホントはピカピカのモデルが良かったんだが、ラインナップに無いらしい。
新品を買っても中古を買ってもどちらも中古っぽい。
裏側はボディのマホガニーの杢目が見え、オーナーには嬉しいカスタムショップのハンドメイドの証明バッジがつく。
標準モデルよりも値が張るが音は変わらないだろうと思ったら全然違う。
カスタムショップ製ってこんなに良かったのか、、、。
他に所有しているギブソンが安物に感じるほどの鳴りと質感、そしてサウンド。
毎年夏が暑くても楽しめるいい趣味を見つけられて良かった。