フェラーリレーシングデイズ'24観戦記。
私はF1マシンの発する音が大好きで、F1グランプリに行くことが毎年の文化祭のように集大成イベントの1つでありました。
2013年までは。
レギュレーションの変更により残念なサウンドになってしまった今、レーシングデイズでF1マシンのサウンドを聞くことが楽しみになっています。
今年は鈴鹿開催
去年は富士スピードウェイの猛烈な霧と雨の中行われたレーシングデイズ。
今年は鈴鹿サーキットでの開催。
自宅からは関東近郊の富士スピードウェイの方が近いので鈴鹿に来るときは気合を入れて行かなくてはいけない。
当日の朝に間に合うように出るためには深夜に自宅を出発する必要があるため、そんな元気がない自分は前泊して昨夜の日中のうちに鈴鹿入りをしていた。
今回は前回鈴鹿に来た二年前よりも子どもも大きくなり、遊園地が遊べるようになった。
だから、フェラーリレーシングデイズ観戦と遊園地で一緒に遊ぶのを並行して行う。
二年前に娘を連れてきた時はまだ歩く事も出来なかった。
何もわからない状態だったがそこから随分と成長したので、初めての遊園地や久しぶりのサーキットでどんな行動をするか我々親でも未知。
想定される動きはある程度考えておき、それぞれの対策品や対応策は用意してある。
ゲートオープンに向けてホテルのシャトルバスを予約。
部屋から内線でバスを利用したい旨を伝えると、我々だけでもバスを動かしてくれるホテルに感謝。
メインゲートに到着しパークチケットを購入。サーキットに向かって最終コーナー辺りでXXプログラム走行車両を見る。
轟音を吐き出しながらFXXKが走ってきた。1050ps、車重1165kg。
『あ!!アデ!!見て!来たよ!』
シケインを抜けて走って来る車を見つけ、指をさして話す娘。
周りのお父さんに連れてこられた小学生位の子ども達が耳を抑えながら”煩い!!””音煩すぎ!!”と不満を父に伝える中、全然何ともない様子で次々シケインに到来した車を指さして発見を伝える。
自宅に騒々しい車やバイクがたくさんあるので、大きな音を発する車に対して微塵も抵抗が無い。
平べったい車=音が大きい
の認識と思われる。
途中、青いFXXKが変速時に大爆発級の破裂音を轟かせて目の前を通過。
『お~!イバの車ば凄いね~!』(今の車は凄いね)
まさかここまで平気だとは思わず想定外。
自分たちの前でバズーカ砲のようなカメラを構えていたお父さんが超絶笑顔でこっちを見て
『凄いね!!女の子???これの良さがわかるの??怖くない?すっごいねぇ!!』
感心して褒めてくれた。
そろそろ違う所行ってみる?
『もう少し見う。』
流石。
ピットから出てきて並んだFXX。
ホテルにこの人達いた気がする。
車に理解の無い人だったら逃げ出すほどの音量。
街中走ってるウラカンやアヴェンタが超爆音、、、どころの話ではない。全ての音を無にするほどの音量。
エンツォベースの初期型FXXが一番耳をつんざく12気筒絶叫サウンド。
ラフェラーリベースのKは多少こもる。
いずれにしても凄まじい音量だが。
形もカッコイイ。
F1マシンが登場。タイヤウォーマーが取り付けられた状態でガレージから押されて出てくる。
黄色い清掃車みたいなのが可愛かった。
次回はこの黄色の清掃車みたいな車をかっこよく撮影したい。
WSC参戦用にフェラーリが作った333SPも初走行。
4リッター12気筒650ps。車重は860kg。
F1に負けない相当いい12気筒サウンドを轟かせていた。
音もかなり大きい。
耳が幸せになるF1サウンド。
最終コーナーから加速してくる時のサウンドがたまらない。
隣のおじさんが音を聞いてるだけで涙が出て来たと言っていた。
まさにその通り。これを聞くためだけに鈴鹿に来ていると言っても良い。
皆が同一スペックの車両で走るワンメイクレースのフェラーリチャレンジ。
後半クラッシュがあったものの、見ごたえのあるレースだった。
表彰式にはクラス優勝した前澤さんの姿。
先日あれだけの事故に遭ってもあれだけネットで叩かれても、アクセルを底まで踏み抜きスピンも恐れず攻め続けて優勝するその胆力は流石経営者。
ここで走っている多くの方の挑戦が励みになります。
猛烈なサウンドシャワーを浴びて遊園地と往復しながら楽しんだフェラーリレーシングデイズ。
来年は富士開催だろうか。
暑い時期はきついので涼しい時にやってもらえたら嬉しいな。
フェラーリオーナーでなくても充分楽しめる素晴らしいイベントでした。