買えない車をレビューする人達。
滅多に読むことが無いけれど極まれに調べる車の情報。
所謂試乗記なるものが良く出てくるけれど、これその車を買えない人が書いた記事がズレすぎてて涙が出る事がほとんど。
結局、その車を買えるレベルに無いと正確なレビューなんて書けないのよ。
筋違いも甚だしいラグジュアリーカーのレビュー
ベントレーやロールスロイスは大好きなブランドで一時期、Q8からの乗り換え候補としてベンテイガを検討した事もあったのだが気になって調べてみると
・極上の乗り心地
・究極の静粛性
・どこまででも行ける
・快適性の極致
・魔法の絨毯のごとく、、、
こんな魔法のような文言が並び、実際今乗っているQ8でも十分な快適さがあるのにそれを余裕で超えるほどの快適性があるのだと確信した。期待に胸よりも股間を膨らませてディーラーへ予約し試乗に行ったのだが、期待が大きすぎた。
たいして乗り心地良くないし静粛性もQ8を下回る、車内特に後席は狭い、車内の揺れが気になる。ゴージャスな内装と言ってもプラスチックパーツが目立つ、シーケンシャルウィンカーの流れ方も粗い、お値段4000万円、、、。
結局普段その人が普段どんな車に乗っているのかという影響が大きく出る。
調べてみるとそれら自分が読んだ試乗記を書いた人たちは
”普段はホンダのNワゴンを足に全国を駆け回る、、、”とかそんな自己紹介文。
そのホンダ車は乗った事が無いからいいか悪いか自分にはわからないけれど、軽自動車に普段乗っている人が4000万円のベンテイガに試乗し、愛車とベントレーを比べれば上記のそういう評価になるだろうね、と。
またある時はロールスロイスの試乗記を見つけたので読んでみた。
箱根の全開試乗!!高速コーナリング時に車体がロールするのが残念、、、
と書いてあった。
途中で読むのを辞め別の記事を開いた。
新型ゴースト箱根試乗!!他のスポーツカーを追い回せるほどの動力性能!!実際かなりついて行けた!!
途中で読むのを辞めた。
もうね、私は悲しいですよ。
結局、雑誌に記事を並べるような人たちの大半でさえ車の試乗と言えば
・箱根で
・全開試乗
・ロールするかどうか
・スポーツカーをベタ付で追い回せるかどうか
しか判断基準を持っていない。
馬鹿どもが。
買えない人達はその車を買う人の世界がわからない
100歩譲ってスポーツカーならまだわかりやすいだろう。
ポルシェの新型911を箱根で全開試乗した!!
アクセルは瞬時に反応し車体は路面に張り付いたまま向きを変える!!
これは、、、買いだ!(自分の愛車のノアと比べて)
ハイハイ、それじゃ買ってごらんなさいよ。
買えないでしょうが。
これは、、、、買いだ。
じゃないよ、そういうならまず自分が買うのが筋ってもんでしょうが。
ホントタメにならない。
こんな記事を読んでるのも買えない人達だけなんだろうけれど。
特にラグジュアリーカーは派手な走りに振っていないため、魅力が地味。
だから尚更評価する人のスペックがモロに出る。
ロースペックを極めると
ロールスロイスファントムを箱根で全開試乗した!
車体のロールが気になるし、排気量の割にはF1マシンほどは加速しない、、、。サウンドもいまいち。触媒レスストレートマフラーへの交換が望ましいだろう。
とかそんなレビューになるだろう。
特にロールスロイスやベントレーのようなラグジュアリーカーは車の走行性能云々よりもライフスタイルに大きく影響する。
ロールスロイスに乗って箱根で他の車を煽り運転する事も容易、、、という記事ではなく、都内のどこのホテルなら行きやすい、停めやすい、ここは是非ともロールスロイスで行ってみたいお店!レストラン!その辺の方がよほど知りたい。
ファストフードしか食べたことが無い人が懐石料理の詳細なレビューが不可能なように、結局普段からそれ相応の生活が出来る人でないと高級車のレビューは何のためにもならんズレ切った素人の寝言みたいな記事になる。
あれも試乗した!
これも試乗した!
もいいんだが、それらが買えないため試乗するしか選択肢がない自分が恥ずかしいという気持ちも併せて持ってないとかなりカッコ悪い。