ブランドバッグのようなハーレーの魅力。
ハーレーが大好きで日々の愛車にしている人には怒られそうだが、色々バイクを同時に所有してみて乗り比べてみてわかった。
走行性能、低すぎる。
それでも欲しいなと思わせるハーレーの魅力に迫る。
120年以上作り続けた結果が、、、
ハーレーダビッドソンは昨年の2023年で120周年記念だったようだ。
難しい時期もあったろうにそれだけの長大な年数続いてきたことは本当に凄い。
で、色々作りつつもベースは広大なアメリカ大陸を横断するためのグランドツーリングバイクこそがハーレーのイメージだが、このグランドツーリング性能がだいぶ低い。
一台しか持ってなければ多分そんなに気になる事は無いけれど、同じ道を同じ速度で走った時に両車の差がよくわかる。
ホンダのゴールドウイングとハーレーのハイウェイキングを所有しているが、グランドツーリングカテゴリに属するハーレーハイウェイキングの走行性能はゴールドウイングを100点とした場合、0点だ。
走らない、曲がらない、停まらない。
ゴールドウイングは500km走ってもまだまだ走り足りないと思う。
ハイウェイキングは5km走るともう帰りたいと思う。
その位両車には差があるが、ハイウェイキングだけ購入して乗っている分にはそこまで気になる事はないと思われる。
バイクってこんなもんと思うからだ。
その後、ゴールドウイングに乗り換えたら二度と戻ってくることは無いだろうが。
しかしそんなハーレーでも持ち続けたいし、何なら他のモデルも欲しいと思う魅力がある。
それは言語化や数値化できるものではないフィーリング的な要素だが、それこそがハーレーが120年以上培ってきた見えない力なのかもしれない。
ハーレーのハイウェイキング。
見た目の美しさは文句なしで、うちの所有車両の中では
『ビューティー。それだけ。』
の異名を持つ。
この美しさと所有の満足感はハーレーでしか得られない。
なんとなく、ハイブランドのバッグのような存在に見える。
そこら辺のノンブランドのバッグの方が使い勝手がいいが、ハイブランドバッグは持ってると気分がいい。
でも見た目はいいんだけど、持ちづらいし物は入らないしレザーだから重い、、、。
例えば長期間の旅行に行くときにバッグは1つしか持っていけないとする。
そこら辺に売ってる1000円の帆布のバッグかハイブランドの手編みで作られたシルクのバッグ、どっちを持って行くかって感じだ。
実は購入候補だったロードグライド。
先日高速道路試乗をして巨大なフェアリングの防風性能を確かめたが、100km/hで走る車のサンルーフから上半身を全部出してコーヒーを飲まなくてならない位過酷で、これはいくら好きでも流石に耐えられないと思った。
午後は風で頭を振られ過ぎて数時間頭痛と戦った。先日バイク大好きな友人と話した。
彼もバイクが好きすぎて常時4~5台を所有しているが、勿論ハーレーも所有していて他ブランドと比べてどうかと話になった。
『ハーレーはホンダの50年遅れてるね。50年前のホンダバイクと今のハーレーが同じ性能位。』
自分と合わせて実際に所有している2人がそう思うのだから、まぁあんまり褒められたもんじゃない走行性能なのは間違いない。
昔のハーレーを現代の技術でよみがえらせた!というハイウェイキングだが、性能も50年前の可能性がある。
新しいハーレーのアイコンモデルハイドラグライドリバイバル。
見ただけで性能が低いのがわかる。
しかし、乗っても楽しくなさそうなのはわかっているのに、自分のガレージに納めたいという欲求を持たせるハーレーも凄い。
繰り返すがホンダ車のような高性能車と二台持ち(以上)しなければ問題は無い。
バイクはこんなもんと思う。
性能は残念極まりないが、美しくて乗って走ると気分がいいんだよなってのは正直ある。まぁ、乗らなくてもいいが。
これだけ言っててもハイドラグライドいいなーと思う気持ちは常にあるんだ。