のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

ハーレーロードグライドスペシャル'23 レビュー。

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憧れのロードグライド試乗。

 

物欲が無いと言い続けている私ですが、見た目が可愛くてかなり気になっているバイクは僅か100台ほどはあります。

そのうちの一台であるロードグライドの旧モデルに乗る機会を得たので朝から楽しみに行って来た。

 

 

 

見た目重視のハーレーと機能性重視のホンダ

うちにはホンダのバイクがいくつかあるが、ホンダのバイクはまぁ素晴らしくよく出来ている。走って楽しい、維持も用意、人に合わせて作られているので我慢することが少ない。乗っていて快適なんだ。

人生を豊かにする道具。

 

これに比べるとハーレーはメリットが少しだけ少ない。

所有しているハーレーも見た目はいいものの、走行性能はいまいちふるわず。

しかしはデザインが優れている。

見ていて惚れ惚れする美しさ。

だがしかし、乗っていて我慢することが多い。

これしか知らなければ問題ないだろうが、他の快適なバイクを知っていると常時フロントガラスの無い車に乗っているような我慢を強いられる。

ただ、デザインはとても良い。

 

いくつかいい所をあげたが、不満な点は結構多い。

 

単純に自分とハーレーが合わないという事もあるかもしれない。

 

だが、そんなハーレーでも好きなんだ。

特にロードグライド。

最近あの旧型の頼りない顔がツボになって気になって仕方がない。

 

自分の用途を考えるとほぼ高速道路の使用に終始する。

となると手持ちのハーレーと同じく、高速巡行が苦手なハーレーをもう一台買っても仕方がない。

防風性能が高いことが最重要課題。

 

それをお店の方に話し、ロードグライドの試乗車を用意してもらった。

新しいモデルではなく旧型のガチャピンフェイスの方だ。

 

自分が興味を持っているのも旧型。

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ロードグライドスペシャルの23モデル。

お店の許可を貰って高速道路を試す。時間の指定もコースの指定も無し。

気が済むまで好きなだけどうぞ、と。

ありがたや。

 

なんせ気に入っているのはこの顔。

最高に頼りない!f:id:Nob13:20240525190443j:image

初めて見た時は世界最高峰のカッコ悪さだと思ったが、時間と共に段々この顔が癖になってきた。

で、このヘッドライトの脇に通気口があるけれどここは塞げないので、この塞げない通気口からの風も気になっている。f:id:Nob13:20240525190445j:image

黒いスクリーンの付け根についている通気口は開閉できる。
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ハンドル周辺を内側から見た写真。ハンドル周辺に巨大な物が取りついてる感がある。

運転席から見る景色は独特。

このロードグライドでしか体感できない景色。

 

意外と悪くない。

 

フレームマウントなのでハンドルにフロントフェアリングの重さは影響しないが、そもそも重すぎる。フェアリングの重さがどうとかの問題ではない。

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市街地走行

特に問題なし。

普通にツーリングモデルに乗れる人なら何も問題ない運転感覚。

車体はやや重いけれどそれはこのモデルに関わらず全てがそう。乗りやすい。シートも低いし。

 

私が気になるのは高速走行時。

 

高速走行

風の影響半端ない。

 

ありとあらゆるところから風が入り込んできて目が乾く。

トップの開閉できる通風孔を閉じてみたが変わらず、特にフェアリングの下からの巻き込み風が凄い。

新型ロードグライドは風の抵抗をこの旧モデルから60%軽減したと言うが、この旧モデルの風圧を感じて思うのは

まだ40%も残ってるのか!!

というレベル。

 

ライダーが何を求めるかにもよるのだろうけれど、このハーレーはフロントフェアリングで風をしっかり遮る感じではなかった。

物凄く風を感じる。

頭も風で揺すられるし風の音も凄い。

 

スピードを出すと顕著だ。

 

なんならフルノーマルのCB1300SBとかの方が高速道路が楽なくらい。

 

しかし、速度を落として好きな音楽を流し、オートクルーズに入れて走れば最高に気持ちよく走る事が出来る。

ハーレーで高速道路を使ったハイスピードツーリングはキツイ。

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一番上の通気口から顔面直撃の強烈な風が入って来るが、これは開閉できる。

その下のスピードメーター脇がヘッドライト横の隙間だが、そこからヘルメットの耳元をかすめるように強風が抜けていく。

さらにその下のフロントフォーク周辺の隙間から風が撒き上げてきて、フェアリング内を大暴れしている。

 

おかげで頭が揺すられ、速度を上げるとひたすら耐えるだけの苦行になる。80km/h位までであればとても気持ちよく走れるが、80km/hで走るならフロントカウルなど無くても気持ちよく走る事が出来る。

 

一番上の通気口を閉じたくらいでは何も変化を感じられない程、その他のところから強烈な風が上がって来る。

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このロードグライドは風を全身で感じて走りたい人向けに感じた。

なんせ体感した限り、防風性能は他メーカーのツーリングバイクと比べると低すぎる。

 

それでも見た目は好きだ。

ハーレーはとっても見た目が美しいバイクなんだ。

 

この辺り、デザインは違うけれど方向性としてイタリア車に通じるものがある。

 

アメリカのレンタルバイク屋さんの話を思い出した。

貸し出し車両のほとんどがハーレーだが、中でも一番人気は圧倒的にゴールドウイング。

早くに予約しないと他の人に抑えられてしまうという。

 

全然大陸横断バイクになっとらんじゃないか!

 

でもね、あの顔見ると情けない顔してるしなんとなく許せてしまうのです。

 

高速道路の走行で長時間頭をふられ、今でも頭痛がしております。
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