オールラウンドと中途半端は紙一重。
二輪も四輪も、一台で何でも満足できる乗り物って無いと思ってる。
速くて楽しい乗り物と静かで快適な車に求められる要素って真逆の要素だったりするから。複数台所有して気が付いた。
静かで快適はつまらないに直結
普段乗っている、、、というほど乗って無いけれどアウディのQ8luxuryは快適に全振りしたアウディ。静けさが売りの電気自動車に試しに乗ってみても
『うちのガソリン車の方が普通に静かだぞ。ロードノイズも煩いし。』
と思った事もしばしば。
営業さんからは
”電気自動車だからエンジン音が無いのです、それでここまで走行中に静かになります!”
と説明を聞いたけれど、Q8は3リッターエンジンだが走行中にエンジン音なんて聞こえない。
聞こえるのはエアコンの風の音だけ。
これだけ静かで快適な車は家族みんなでお出かけするには快適なのだが、如何せん退屈。そして運転がつまらない。
最初は運転が楽しかったけれどすぐに飽きてしまった。
荷物も乗るし足元も広いしエアコンも車内のそこら中に、B&Oスピーカーもそこら中についているけれど、短時間ならまだしも長時間乗っていると退屈で疲れる。
A3だと長距離きついけれどQ8だと長距離も楽々、、、なんて事は全然なかった。
そして勿論、エンジンのパワーがあったとしても大きいし重たいので全ての動きがワンテンポ以上遅れる。
スポーツする乗り物に於いて軽さは絶対正義。
これは間違いない。
エンジンのパワーがなくても軽いだけで加速が良くなり、減速もよくなり、コーナリングもよくなる。
しかし軽いと長距離をどっしり走るのに向かない。
車重があって大きい方が長距離は安定して走れる。
この二つの要素を見ただけでもスポーツして楽しいし、長距離も楽ってのが本質的には不可能であることがわかる。
オールラウンドを求めず
バイク大好きなのでゴールドウイング。
長距離も街乗りも、なんならスポーツモードにして峠道も結構いける。
でも、これ乗った後にS1000RRやCB、VFRに乗り換えるともう今までが亀だったことがよくわかる。
やはり餅は餅屋。
軽いスポーツバイクには逆立ちしても叶わない。
そんな事から速いSUVなんかには一切興味がない。
力士の中では最速かもしれないけれど世界陸上に出たら予選落ち。
そんな感じ。
レースをするわけではないけれど、これらは運転する楽しさに直結している。
一番の理想は普段の足車は素のモデルか素のモデルから1つ上のグレードのファミリーカー。
それと週末用にスポーツカー。
個人的にこの辺の組み合わせが一番良い。
時々、色々ある中でどれか一台に絞るとしたら、、、考えることがあるけれど、用途が違うので一台に絞る事が出来ない。
陸上競技で使うスパイクシューズか、結婚式用のドレスシューズか。
靴は一足で充分でしょう、どちらか一足にしなさい!と言われているようなものなんだ。
スニーカーにしたら陸上競技ではメリット薄いし結婚式では場違い感半端ない。
まとめ
世の中のオールラウンドは大抵中途半端。
餅は餅屋で行きましょう。