少しずつが楽しい。
その昔は何か一つ趣味があればそれに没頭していた。
それが今ではいろんな趣味を少しずつ楽しむことにシフトしている。一度きりの人生なので自分が興味ある事で出来る事は全てやってみたいと思っている。
昔はラーメン二郎、今はフレンチ
20代前半の頃はお腹がいっぱいになるものが至高の食べ物であり、美味しいけれど量が少ない食べ物には一切興味がなかった。
初めて買ったバイクもそれが嬉しくて人生そのバイクが全てだ。
休日は勿論、自宅に戻ってからもそのバイクのことばかり。
それはそれで楽しい人生ではあったものの、年齢を重ねた今では少し変わってきている。
ラーメンは大抵はどんぶりの中にある物が全てだ。
フレンチのフルコースになると一皿にのっている料理の量は随分と減る。(ラーメン比)しかし大抵その一皿ごとにはキチンと作り手の理由があり、またこだわりが詰まっている。そして最後の紅茶やコーヒーまで含めた全部でフレンチ料理なのだ。
自分の場合人生の考え方はまさにこれ。
何台か所有しているバイクはそれぞれが楽しい。
車も同じ。
時計も、ゲームも、旅行も。
腕時計は子どもが生まれてからはあまりしなくなり、購入して二年以上経つけれど一度も身につけていない腕時計もある。でも、別にそれで良い。
買ったから使わなくてはいけないという理由もない。
全然レベルが違うけれど知り合いが何年も乗ってないフェラーリを今年こそは乗ろうと思ったと言って数年ぶりに車検を取得した。
その後、一度も乗らないうちにまた車検が来ちゃったよ。と話していた。
パッと考えると理解不能な話に見える人も多いと思う。
が、これはその対象の車を所有しているからこそできる体験であり、そもそも所有できない自分がその体験をしたくても出来ない。
元々生活に不要なもの。
生活に不要なモノに関連する出来事など意味の無い事で充分だ。
楽しいかどうかだけ。
今でも好きだけど昔は量の多い料理こそが至高。
量も美味しさのうち。
色々食べるお金が無かった事もある。
今はこだわりの逸品を少しずつがお気に入り。
さて人はなりたい自分になれる力を持っていると言う。
過去の自分を振り返ってみると、他人にこき使われて生きる人生は絶対に嫌だと思っていたので、今はその通りになっている。
そして欲しい車も欲しいバイクも手に入った&これから手に入るし、後はそれぞれ好きな事を少しずつ楽しんで行くだけだ。
大きな野望や向上心もないので今からもっともっと頑張ってもっといい車を、、、とかも無い。足るを知る。
初めてハーレーを買った20代前半。
嬉しくて週末のみの使用で年間15000kmほど走った。
今はバイクを購入しても年間1500kmも走れば多い方。年間500kmに満たないバイクもある。でもそれで充分楽しい。
好きな事を少しずつ。
今はこれが自分に合っているし楽しい。