バイク同乗者の安全装備。
自分も若い頃はそうだったからあまり偉そうには言えないのだけど、バイク乗るときの服装を見てこの人とはあまり仲良くなれなそうだな、とかある。
特にある程度の年齢いってるのに装備がキチンとしてないと保険や整備も大丈夫だろうかと心配になってしまう。
バイクの安全装備と同乗者への思いやりについて。
バイク専用品は高い
バイクの用品は高い。
バイク自体は250cc以下のバイクであれば車検もないし買いやすい事は確か。
ここからバイク用品を揃えようと思うとかなり金額がかかって来る。
まずヘルメットが高い。
10万円級のヘルメットなんて珍しくない。5000円位で買えると思ったら大間違い。
ある程度のヘルメットは3万円位~が普通だ。
ホームセンターに売ってるようなバイク用ヘルメットもいいが、安価なモノは総じて重い。重いヘルメットは疲労感が半端ない。
そして仲間と出かける時や音楽を聞く時に必要なインカム。
自分が使っているのは4万円ほど。
ここにバイクウェアの代金が乗ってくると結構金額がかさんでくる。
若い時のミスなんだけど、自分もそうだったが若い時はどちらかしか買えないとき、自分の体を守るバイク用品ではなくバイクのカスタムパーツを買ってしまいがち。
しかしよく考えないといかん。
カスタムパーツはいつでも買えるが、ケガをしたらバイクには乗れなくなる。
まして同乗者に対して怪我をさせてしまったら話にならない。
自分が無理して買った250ccのバイクに薄着の彼女を乗せて
『今度はこのバイクの速さを見せるね!』
じゃねーよボケ!!!
という話だ。
結構な頻度で薄着の同乗者を乗せたバイク乗りを見かける。
バイク装備を整えると暑い、重い、ダサい、そしてまず金が無い、、、。
じゃあ何、金が無いならバイクに乗るなって事かと言われたらそうだと言う他無い。
少なくとも同乗者や周りの人に気を使えない人は。
ドライブ中に見かけた2人乗りライダー
ドライブ中、目の前を走っていた2人乗りのライダーがいた。
パニアケースにトップケースもついているので後ろの人は何も付いてないバイクに比べて安心して乗る事が出来るスタイルだ。
にもかかわらず安全装備をしっかりと装着している。
ヘルメットは勿論上着として来ているのもかなりの厚手に見える。肘あたりに硬そうなプロテクターがついているようにも見える。
そしてステップに乗っている足はブーツを履いている。くるぶしを保護するためにバイク乗車時にはブーツが望ましい。
極めつけは脊髄プロテクター。
ジャケットの上に来ている背中の甲冑のようなものだ。
万が一の転倒時や落下時に脊髄の損傷を守ってくれるまさに安全装備。
運転するライダーは履いているパンツの裾に反射材がついている。
とても安全意識の高いライダーさんで、何より同乗者を大切に思っていなければこんな扱いをすることは無い。一度も話した事も無い方だけど同乗者の事を大切にしているのが伝わって嬉しく思った。
もしかしたら同乗者ご本人もバイク乗りなのかもしれないけれど。
これこそがライダーのあるべき姿で目指す姿だ。
バイクは解放感があって楽しいけれど怪我したら楽しめない。
バイクを長く楽しむためにも安全には気を付けよう。