食わず嫌いだった電気自動車の乗り心地。
自動車の世界では流通し始めている電気自動車。自分は電気自動車に興味がないものの実際には一度も乗った事もない。食わず嫌いはいけないと思い、もし買うとしたらこれが一番見た目が好き!というホンダeの試乗&話を聞きに行って来た。
最近ホンダ尽くしなので。
一番の電気自動車購入候補はホンダe
この車が発表されたときから見た目の可愛さに虜になっていた。
電気自動車買うならこれがいいと思った。
便利な事もたくさんあるし、普及すればガソリンスタンドに行かなくても良くなり時間の節約にもなりそう。
ただし、自分の(世の中ほとんどの人)が心配しているのは航続距離と充電インフラについてだ。
旅行に行くときには出発の前と後に一度給油すれば事足りるガソリン車と違い、現状は見ている限り車にドライバーが合わせなくてはいけない側面が強そうだ。
出先で30分の急速充電と言われても出先で30分の急速充電をしないと一日持たないiPhoneなんて持ちたくないし、大体からして出先で30分充電は長すぎる。
先日バイクツーリングの帰り道、途中のSAでアウディの電気自動車に乗っている夫婦が充電していた。車内には2人が乗っており充電中はシートを倒して寝ていた。
自分なら30分早く帰って自宅のベッドで眠りたいな、と思った。
さてホンダe見に行って来た。
ホンダeが可愛くて気になる事と電気自動車自体を体験した事がないので可能であれば乗ってみたい、と伝えると快諾。
写真で何度も見たかわいいホンダeの前に案内される。
ホンダeに初めて見て乗り込んだ感想
外見はめっちゃ可愛い。最高。
まさに愛車って感じがもてそうなルックスでたまらない。
そしてドアを開けて乗ってみた。
くさっ!!(臭)
走行距離が1000kmにも満たない新車状態の車だから余計かもしれないけれど、日本車特有の新車のニオイが強烈。
これ接着剤とかの匂いで有害なんだよね。
頭がくらくらするほどの臭さに面食らう。久しぶりにこの匂い嗅いだ。
外見と同じくらい室内もカワイイ。
中も外も女の子仕様かって位の可愛さだけど値段は500万~という漢仕様である。
デジタルミラーだけど映す範囲が広角ミラーほど広く無くて少々狭い印象。
画質も粗さが気になるのでちょっと見づらいかなと思った。ルームミラーも。
慣れれば問題ないかも。
ワンペダル操作も出来るけれどスタンダードなガソリン車と同じ使い方の運転で走る。運転する前からニオイで酔っていた事も原因。
出発して300メートルくらい進んだところで電池残量を覚えておこうと写真を撮った。
出発時は59%のバッテリー残量があり、300メートルほど走って1%減って撮影時点では58%。
この時の走行距離は877km。
法定速度で交通の流れに乗ってお店の近所をひとまわり。
エンジンが発する音が無いことに起因する車内が静かなこと、そしてロードノイズ等外部からの音が少ない事による静かな事が合わさって、室内は静かで快適。
そして乗り心地も良い。
さらにとても良かったのがこれがそうかと思った電気自動車特有の加速感。
滑らないCVTのように踏んだ分だけ加速する1000万円級のスポーツカーでないと味わえないような心地良い加速感がある。
ちょうどQ8を2速固定で走っているような感じ。
ブレーキは甘いけれど加速は気持ちよいので普段運転するのもストレスが無さそう。
で、思っていた以上に乗ってみると電気自動車って楽しいなと思って、ご近所一周して戻って電池残量見た。
走行距離は883km。
電池残量は59%→54%へ。
走行距離877km→883kmになったので走った距離は6km。
電池残量は5%ダウン。
1.2km走る事に1%ずつ消費していた計算。
営業さんに聞いたらカタログ上は250km位満充電で走れるような表示。
だが、我々の肌感覚としては満充電で110km~130km位が限度。
渋滞にはまる可能性も考慮すると片道40kmが充電なしで安心して出かけられる上限距離でしょうね、だそう。
まとめ
片道40kmがある程度安心して出かけられる上限距離となるとホントにお買い物カー。通勤でももっと走る人いるものね。
可愛いくて好きだけどこの走行距離が新車時の状態で、ここから経年劣化等によりさらに航続距離が縮まっていく。
使い道がかなり限定される。
このホンダeに限っての話だが運転は楽しいけれど、使い勝手はかなり悪そうなので購入するのは余程のファンのみになりそう。