際限なく上がり続ける物価。
日本に限らず世界中で安定した高品質が評価され大人気のドイツ車。そのドイツ車の中でも代表選手のAクラスは新車の乗り出し価格が700万円なのだそうだ。自分の知ってる限りここ何年かで300万円以上上がっている気がする。この事実を知って焦る人と全く動じないサラリーマンのお話。
代車で1週間貸してもらったQ5SBTDIは850万円
モノの値段が上がっている。
尋常ではなく。
免許取り立ての人や運転の苦手な人にもオススメなベンツのAクラスが700万円の乗り出し価格なのだそうだ。
輸入車に詳しい人なら知っている話だけど、ドイツ車などが高いのは日本ではぼったくっているため、関税がかかっているためと言う人がいる。
実際は事実ではなく、なんならドイツ本国よりも安い新車価格で販売されている車も多い。
欧州の各国では広く受け入れられている車が日本では超がつくような高級車だ。
なんせ地方に行くとフォルクスワーゲンのポロにでも乗っていれば高所得者扱いだ。
ちなみにフォルクスワーゲンと言うのは大衆車という意味だ。
先日Q8の代車で借りたQ5スポーツバックディーゼルはモデルチェンジを経て前作よりも格段によくなった。
後で知ったけれど新車価格は850万円ほど。
高っ!
乗ってる人に怒られてしまうから大声では言えないけれど、850万円も出して乗るほどの車ではないように思える。あの造り込み、乗車感覚、シート、走行性能で850万円は高いと感じる。
半値か半値以下で買える。マツダのCX5オーナーが850万円出してQ5TDIに乗り換えてもそこまで大きい感動はない、、、レベルに思える。
数年前だったら500万円台で購入出来た車が今では300万円アップしている印象。
今の仕事は手放せないよ、、、とサラリーマン
しばらく前に話した1人のサラリーマン。会社の体制に不満があり、黒い物を黒いと言ってはいけない、いられなくなる体制に不満を持っているのだとは話していた。
それについて上司に相談したものの、
『今の立場を失いたくなかったら今後そのような会社についての不満や相談はしてはいけない。』
と跳ねのけられてしまったようだ。
まさにブラック企業、昔の自分を思い出す。
当然のことながらそんな会社にいても意味が無いのでは、もっと活躍できるところがあると思うけど、と話す自分。
しかし相手は
『もうこの会社勤めて10年になるしね、、、。普通に年収450万円とか貰ってるし、せっかくの係長という立場も手放すのもね、、、。今後、この事には一切意見を言わないことにするよ、、、。』
と上司の意見、会社の意向を完全に受け入れる方針で心を固めたようだ。
年収450万じゃ車が買えな、、、。
冒頭にも書いたようにベンツの入門モデルのAクラスが700万円からだ。
アウディの最小のA1が500~600万円だ。
自分はこの現実を見たら秒で吹っ切れる。
車も買えないような仕事に魂を売ってまで関わりたくないと。
でも彼や彼女らは違う。
多分そういう世界は知らないし、社内だけで比べて自分は役職だけど周りの人は平社員、だから自分は少しでも権力あって良かった、、、、という世界で生きているように見える。
その会社の役職なんてその会社内でしか通用しない。
輸入車ディーラーに行って俺はもっこり商事の係長だぞ!と言っても誰も何も思わないはず。
でもベンツに乗ってる、アウディに乗ってるのは国内ならどこでも、海外の先進国に言っても通用する話だ。
もっこり商事の係長よりもよっぽど一目置かれるだろう。
自分の人生の基準をどこに当てるかという話でもあるけれど、過去にあったサラリーマンは100人中8万人が同じことを言った。
『今の会社で働いて余裕が出来たら輸入車でも買うよ。』
と。
そして買った人は1人も見たことが無い。
自分に合わせるのではなく、自分を周りに合わせて行かないとあっという間に取り残されてしまう時代に突入している。