欲しい人にはたまらなく欲しい無駄車。
スーパーカーの定義は色々あり確固たるコレと言うものは存在しない。自分の考えだと存在がムダである事は1つ条件にありそうな気がするが、そんな車好きの多くがいつかは求めるスーパーカーを購入すると幸せになれるのか?
答えは簡単!幸せになれん!!
結局は本人の愛情>モノの魅力
スーパーカーを買ったら幸せになれるか?
答えは簡単でなれない。
手に入れるとお金が無くなるだけだ。
そして幸せな人はスーパーカーなどなくても幸せだ。
スーパーカーと言えども所詮車なので、、、。
こう言ってしまうと元も子もないが自分の経験上これはある面では事実だ。持っていれば乗っただけ、持っているだけお金がかかる。
勿体なくて乗らないでおけば壊れてお金がかかる。
保険料も高い。税金だって。月に100~200km位遊びに乗るような車なのに毎年10万円以上の自動車税がかかる。車検整備料金も古い車ならなお高い。
高い高い地獄のため、本人の愛情が無ければあっという間に手放す対象になってしまう。
例えて言えばめちゃくちゃ美人で見た目が好みだけど、わがまますぎて人生をすり減らさないと維持できない彼女のようなもので。
結局は本人の愛情がスーパーカーの魅力に勝らないと長期間の保有は難しい。
最初は感動した事も何度か経験してるうちに慣れてくる。
サウンドもスピードも見た目も段々と慣れて刺激や感動が無くなってくる。
だけど長期間保有すればするほど定期交換部品が出てきて整備費は膨れ上がっていく。
ここに疲れて愛情が底をついてしまうと手放さざるを得ない。
結局のところ長期間保有している人は海のように広い心と愛情をもって所有している人、そして心底惚れ込んでいる人が多い。
生半可な気持ちで行くとわがまますぎて卒倒する事必至だ。
だからスーパーカーを買ったら幸せになれるかについての答えはノー。
余計に悩みは増える可能性が高い。
抗えない魅力
さてここまでの話だとスーパーカーはタダのポンコツで金の無駄遣いという事になるが、(ほぼあっているが)勿論これだけではない。
これだけでは世の中にこんなにたくさんの人が所有している説明がつかない。
スーパーカーは本能に訴えかけるカッコよさがある。
見た目、音、スピード、、、。
人によって魅力を感じる場所は様々だが、実用性の枠を超えた強力な存在感には本能が抗えない。気づいたら目で追ってしまう。これこそがスーパーカーの最大の魅力だ。
またスーパーカーに限らず趣味車全般にそうだが、同じ価値観を持つ仲間が増える。
その車を手に入れてなければできなかった仲間達だ。
この仲間達との出会いは車の魅力を超えたものになる。
本当に好きな人しか買わないものだからこそ、本当に好きな人同士しかわからないことがある。理解し合えることがある。
これは人生にとって大きな財産だ。
スーパーカーが好きだ。
スーパーカーを所有している。
ここの差はとんでもなく大きい。
自分の家に憧れの車があるだけで頑張れる事もある。
嫌な事があっても自宅に戻って運転席に座るだけでホッとする安心感がある。
持っていると大変な事が多いスーパーカーだが、その情熱的な佇まいに多く語る必要はないだろう。
存在するだけで最高の車だ。
ただし所有し続けるのは深い愛情が必要だ。