知らない世界の大変な話。
バイク販売店に遊びに行った時、バイクの買取について担当さんが色々教えてくれた。販売は勿論だけど販売する車を仕入れるための買取も我々が知らない世界が広がっていた事を改めて理解。何の仕事も大変だよね、、、という話です。
バイク買取業者が現金払いではなくなった理由
自分が過去にバイクを売却したとき、一社だけ現金で支払ってくれた事があった。
買取金額を自宅の玄関で一万円札を一枚二枚、、、と数えて渡してくれた。
100万円を少し超える金額だったけれど、振込に慣れている&高額な現金を扱う経験のない自分は金額に数え間違いが無いか心配だった。
それから数年たった今では現金買取の業者さんはかなり減っているようだ。
その理由について自分は
・数え間違い防止
・何となく面倒
・業者さんの横領&紛失防止
かなと思った。
保険会社社員でよくニュースになるけれど、会社のお金の横領はよく聞く話だしね。
実際はどうなのか聞いてみたら、勿論それもあると前置きしつつも一番は社員(と会社)の防衛なのだと教えてくれた。
具体的にはこんな案件が実際に発生しているようだ。
①市場価格が高騰しているような高級バイクの現地査定依頼
②現金で支払うため500万円相当の現金を持ってスタッフは客先へ
③現地は相当寂れた山奥で査定に出したバイクは無いが、代わりに奥から怖い人達が数人出て来た
というタイプの案件だ。
こんな事が実際に複数回起こったため、一定以上の金額は現金払いはせず振り込みにする業者が増えているそうだ。
何とも恐ろしい話。
多額の現金を持って来るのだからこんな事考える人いそうだよね。
その昔、車でも同様の案件を聞いたことがある。
フェラーリの買取依頼を受け向かったら怖い人達のアジトだったとか。
世の中いろんな人がいるし、たくさんのお金を持っている人の中にはその手のタイプも少なくないからね。
バイクは利幅が小さく業界は大変
日本は世界に誇れる素晴らしいバイクブランドを複数持っている類稀なバイク強豪国だ。しかしそんな素晴らしいバイクメーカーを持つ日本も国内での売れ行きは車の様にはいかない。前にも聞いた事だけどバイク業界は
いかに粗利を1割に近づけるか
という戦いをして日々生き延びているのだそう。
確かにバイクはぶっちゃけどれを買っても買取金額はそれなりに高い。
レアモデルでなくても購入時の70%以上で売れるなどはザラにある。
けれど、販売価格が手が出ない程高いかと言われればそうではない。
自分の住んでいるエリアには正規ディーラーの無い国産ブランドもある。
免許の事もあるし、いつか手に入れたい車ランキングなんて見てもそこにバイクを買えるような余裕はない、、、となる人もいるだろうね。
バイクは楽しいし維持も安い。
100万円で四輪の1億円級の加速を楽しめる。
オススメだぞ。