今お金が足りない人は収入が倍になっても足りない。
あー、私にもう少しお金があればなぁ、、、。
こんなセリフはそこらじゅうの人から聞くことが出来るが、お金で幸せを買う事は出来ない。あの人は高級時計を持ってる、ブランドバッグを持ってる、高級車を持ってる。
全て”だから何?”のレベルだ。
幸せを掴むことが上手な人は一文無しでも幸せいっぱいだ。
理想論ではなく結果に基づく
一般的に稼げる範囲でこれだけ収入があれば絶対にお金に困らないし幸せ、というラインは無い。
高い物は際限なくあるので自分を含めて大抵の凡人は収入に応じてそれ以上の出費を伴うものを求めるようになる。
月収10万円しかない頃は1000円の食事をしていたけれど、20万円になれば2000円の食事を取るのと同じ事だ。
実際、自分自身がハイパー極貧で2日に1食しか食べられなかったような時代からすれば今は一般レベル位には上がっている。
当時考えていた
『あー、預金口座に10万円とかあればどんなに生活が楽だろうか、、、。』
は現在達成しているが、全然楽ではない。
むしろ購入するものが高くなった分、当時よりも貧しい可能性も、、、。
これは自分以外の人からも同じ事を聞く。
”結局欲しい物が全部高いからお金なんていくら稼いでも翌日にはなくなってしまう。一度たりとも満足なお金を持ったことがない、、、。”
これはいろんなスーパーカーやクラシックカーを30台ほど持つ人が言っていた。
なるほど、、、。
結局年収が少ない頃は自分には手が届かないものが欲しいと思う。憧れる。
だからお金が欲しいと思う。
次に憧れの高級品を手に入れると、その世界で知り合う人達はもっと高級な物を持っている。
だからもっとお金が欲しいと思う。
この繰り返しだ。
足るを知る
自分の満足できるラインを知る事が重要だ。
具体的にはそれ以上満足度が大きく上がる事がないラインだ。
これが出来るとガツンと人生の満足度が上がるけれど、これが無いとキツいというライン。
自分が手に入れる事が出来る範囲内で把握する事が大切だ。
人によって違うし物である必要もない。
自分の場合はムカつく上司にこき使われたくないのと、当時憧れたスーパーカーやバイクが欲しいだったので今では両方達成している。
今持ってる車やバイクや時計よりも高い物はいくらでもあるけれど、高いから欲しいわけではない。ステップアップしてより上位の車が欲しいという人もいるだろう。それは大変素晴らしい!尊敬すべき人だ。
自分の場合今はMTのガヤルドがある。これがATのアヴェンタドールになって2倍の満足感を得られるかと言ったら多分それは無い。
これが自分の足るを知る、だ。
今は子どもが可愛くて仕方ない。
結局スーパーカーを求めて何年も頑張っていたけれど、子どもが生まれた今はその結果であるコレクションの車は大したことない存在になっている。
幸せは外からやってこない。
幸せは自分の内面から生まれる。