冬将軍到来。
スポーツカーやバイクが好きで冬が好きな人はあまりいないのではないだろうか。
そもそも寒いのが嫌なのだが、機械なので動かさないと動きが悪くなってしまう。雪が舞うような日だったが積もってなかったので短距離のミニツーリングをしてきた。
暑いのと寒いのとどっちが嫌?
自分の場合、寒い方が耐性があるのでまだマシだと周りに威張って話していた。
それが加齢とともに様子が変わって暑さに弱いが寒さにも弱いただのザコになってしまった。夏は暑い暑い言いながらも室内にいればなんてことないし、好きなタイミングで車もバイクも乗れる。
しかし雪が降ると凍結し雪が積もり塩カルが撒かれ、と車好きにはなかなかに迷惑な要素がいくつも重なるので最近では自分が弱い事も含め寒いのが苦手だ。
ちなみに古い乗り物も寒いとギアの入りが渋いどころではないダイヤモンド級の硬さになるので、何にせよ最近は寒い時期が相性が悪い。
ところでそのまた大昔の話だが、ハーレーのファットボーイを持っていたんだ。
上京して東京で生活するようになり田舎のように気軽に出し入れ出来ないので、乗る頻度が激減した。月に1回、2カ月に1回といった調子だ。
するとどうだろう。
今までトラブルなんて一度も無いくらいいつでも調子の良かったバイクが連続して不調が起こり続けた。
あの時に体験して悟ったのだが、やはり機械なので定期的に動かしてあげる事が重要だ。
家電なんかも毎日定期的に動かしている物はどれも長持ちする傾向があるように思う。
反対にたまに奥から出してきて使うようなものは北斗の拳のように、既に死んでいる事もしばしば。
それにしても乗り物のオイルの循環より先に、人間のオイルの循環をしなくてはいけない。だるま大使に行って来た。
パートⅡチャーシュー。
濃厚な豚骨ラーメンを求めている人にはこれ以上のオススメは無いって位の濃厚さ。
体内が油まみれになったところで自宅から出撃。
ギアが硬すぎて信号で楽をしようとしてニュートラルに入れると、青信号になっても1速もしくは2速に入らず発進できない恐れがあるので、長い信号も重たいクラッチを踏み続けてプルプルしながら耐える。
温まるまではこれかなり重要。
高速道路に乗り、路面温度が低いので注意しながら運転。
事故を起こせば間違いなく”悪意を持って”報道される。
途中のPAまで。
奥にはスポーツカーがまとまって駐車。鮮やかな青い車は何かわからない。
過去最高燃費のリッター2km達成。
いよいよ憧れのリッター1kmに王手がかかる。
90Lタンクなので90L入れれば90km走れる。わかりやすい。
冷静に考えるとアホだが、アイドリングストップもドリンクホルダーも走行モードの切り替えも何もない超古典的なスーパーカー。
V型10気筒 5000cc 6MT 以上。
ついでに燃費もリッター2kmだ。
数字は極端に大きいか小さい方が盛り上がる。
中途半端はいらん。
観光バスから降りて来たおじさん。
『ポルシェとアウディ!あんたらお金持ちだな!!』
ドヤ顔で話しかけてくる。
ついでに燃費など聞いてきたけれど自然に受け流す。
燃費は一般的な国産車と同じです。
さて極寒の中走って帰る。
高速道路を降りてから自宅までは相変わらず運転がつまらないけれど、高速道路は快適で最高だ。
塩カルが撒かれないうちはまた高速も乗りたいと思っている。