回転系トリックと同じ。
宙返り系の技や回転する技は向いている方向へ進んでいくんだ。
だから怖くて目を閉じてしまうと回転は止まってしまい、そのまま地面に頭から真っ逆さま。
人生も同じで自分が向いている方向へと進んでいく。これは実体験からも間違いない。
自分の場合はスーパーカーがただ一つの目標だった
生まれも育ちも相当下界出身の自分だが、そんな自分の人生の転機が訪れたのは20代前半の頃に都内で見かけた走行中のディアブロと360モデナ(チャレストだった気もする)。
当時すでにバイクは好きだったのだが、四輪には全く興味が無く一切見向きもしなかった。そんな自分がガードレールよりも低い車高と雷鳴のようなサウンドに衝撃を受けたのがその時なんだ。
それ以来自分の人生は色々ありつつもスーパーカーを手に入れる事が目標になった。
それからだ。
キチガイのように人生をそこに全振りしていたので、周りの興味ない人たちは自分に対して呆れるばかりだ。
仕事も趣味も生活も、どうやったらそれを手に入れることが出来るかに繋がっていた。
自分自身を鼓舞するために言っていたのだが、ずーっと何かある事に言ってる事があった。
『普通に働いてたら30歳くらいでフェラーリやランボルギーニに乗れるんだ。それが出来てないって事は自分は何一つ努力をしてこなかったって事なんだ!』
周りの人がどうとかは興味が無く、全ての対象は自分。
他人をバカにする意図はない。
20代前半から絶対に欲しい、絶対買うと言ってるのに、30歳になっても持ててなかったらそれまで何して遊んでたの?バカなんじゃないの?っていう自戒だ。
自分にとっての普通の努力とは0からのスタートで、30歳まででフェラーリを買うことが出来る人だ。
実際、30歳で希望の360モデナMTを購入することが出来た。
ハンドルを握り、センターに鎮座する跳ね馬を見るたびに感極まって涙が出たこともあった。
自分は何をしたいのか、どうありたいのか
その後360を数年所有したのちに売却。
次に買ったのがガヤルドの6MTなのだが、妻にも出会った当時から
『またそのうちフェラーリかランボルギーニを買う。普通に働いていれば誰でも買えるモノなんだよ。』
と真顔で話をして変人と思われていた過去もある。
しかし本気なんだ。
自分の人生なので好きに生きるのが良い。
自分にとっての普通をやっていけば良い。
しかし、自分にとって普通の中身は常にアップデートして行かなければならないと思っている。
色々と言葉がきついかもしれないが特に家柄が良いわけでもなく、何の才能もなく、中古のフィットのローンも通らなかったような自分がフェラーリを買えるようになるためにはフツーに働いて、フツーに正社員やって、フツーに余裕が出来たら買う、、、なんて絶対に無理なんだ。
とにかく全力前進だ。
足踏みしてるだけでも靴底は減っていくので。
人生は自分の向いている方向に向かっていく。
自分は明確な目標があったので張り切ってここまで来たのだが、そこまでハッキリした目標がない人だって大勢いる。
そんな人は風来坊のように流されるままに行く人生もまた思いがけない出会いがあって楽しいかもね。
最近は自分のやりたかったことが達成できたので、そんな人生も楽しそうだなって思えるようになった。