のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

次々と生産終了されていく多気筒エンジンが寂しい。

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性能ではなくフィーリング。

 

自分がF1に興味を持ったのはV8エンジン時代からだ。それが今ではV6ターボになってしまい、F1のサウンドに何よりも魅力を感じていた自分はレースを見に行く事を辞めた。そういえばもっと昔の12気筒エンジンを知っている人たちは、V8になった時に見に行くのを辞めた人がいるのだそう。

見世物としてはV12エンジンのままで良かったと思うのだが。

 

 

 

新型AMG63エンジンも2ℓターボ

今までV8ツインターボだったAMG63のエンジンも2ℓターボになるのだそう。

AMGが2000ccかぁ、、、。

青空の遠く彼方を見てしまう。

 

自分が大排気量&多気筒エンジンが好きな古代人だという事は理解できている。

そして今の小さなエンジンの車や電気自動車の方が速い事も知っている。

 

しかし個人的に速さはそこまで重要ではない。

スマホの通信速度を見ればよくわかるが、速さは年々進化していくし速い事には慣れる。

去年のモデルよりも今年のモデルの方が速ければ数値で優劣が付く。

 

しかし官能性にはそういった数値は存在しない。

美しいデザインや官能的なサウンドは新型が出ても見劣りする事もない。

 

4気筒の鈍い始動音や重いエンジンフィールではなく、多気筒エンジンのタコメーターが跳ね上がるような始動時の快音は車好きなら皆が笑顔に慣れる音だ。

 

これが失われて行くのがとても悲しい。

 

現在自分のV10 5000ccのガヤルドのエンジンの始動音を聞いた車好きの爆笑率は100%だ。

みんなが童心に帰った笑顔で手を叩いて笑っている。

 

見た目から想像通り、というか想像以上の激しい『絶対に速いでしょ!!』って突っ込みたくなるような高音と重低音が混ざった音が響き渡るからだ。

自分自身も出かける時のエンジン始動音にはいつも惚れ惚れする。

 

特に音に対するこだわりが尋常ではないから余計にこうなのだが、それにしても”音”と言うのはそれほどまでに魅力を持っている素晴らしい自動車の構成部品の1つだ。

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今まで出会ってきた年配の人達の気持ちがよくわかる

今まで多くの車好きの年上男性と会ってきた。

もうほとんど90%以上の人が昔の車が好きだ。現代の車にはほとんど興味が無く(足車のみ)、趣味の車はどれも80年代以前の車ばかりだ。

 

この電気自動車になって行く時代に多気筒エンジンが、、、なんて言っている自分は完全にこうなる未来が見える。というかもうなっている。

 

家電も車も便利になって行くものの、それと同時に個性が失われているようにも見える。

勿論普段使うものは便利に越したことはないが、趣味として楽しむなら昔ながらの製品の方が味があって良いのだと思う。2~3日で止まってしまうような機械式時計が売れまくっているのもきっと同じ理由だろう。

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