自分を含めて大半の人は無敵モード。
一歩踏み出せさえすれば後は惰性で行けるのだけどその一歩が難しい。
こんな事は誰もが夏休みの宿題で経験済のはずだ。
社会人になっても同じなのに、どうも頭が岩石のように硬くなってしまう人が多いよう。
起業はリスクがあると言う学生
自分はそんなに車好きというほど好きではないけれど、周りには車好きな人が多く既に持っている人は勿論、これから頑張って手に入れたい人も何人もいる。
以前大学生でR8が欲しいという人がいたんだ。
お家も裕福ではないので自分で頑張って買うしかない、という話で割と真剣に話を聞いたことがあるのだけど、どうにも起業することが死ぬほど怖く抵抗があるようだった。
結局みんなと同じサラリーマンをやっていては、みんなと同じ車しか買えない。
給料を全振りしたとしてもホントに一時的なモノになる可能性が高いし、ツーリングに行くガソリン代も出せなくなる可能性がある。
それならばいっその事まだ若いし、今話している自分のそのビジネスプランを実行に移してやってみるといい、そんな話をしたんだ。
すると彼は言った。
『いやー、でも、やっぱり辞めておきます。起業して上手くいけばいいですけど、上手くいかなかったら全てを失うじゃないですか。だからまずはサラリーマンをとりあえず20年やってみて、それから準備が出来たら起業しようと思うのです。』
勿論彼は本気でそう思って言っているのだけど、自分は手の届く範囲にバナナの皮が落ちていないか探してしまった。
床に置いて踏んづけて後頭部から転びたかったのだが。
親に学費を出してもらって、実家から親の車で親に入れてもらった任意保険を使って生活している君が全てを失う?
何か失うモノあったっけ??
ちょっと意地悪な言い方かもしれないけれど、彼には失うモノなんて何もないはずだ。
こういう人は数多く世の中にいるが彼もまた同じで、”フェラーリが死ぬほど欲しいので50年後に必ず買います!!”と言っているタイプの人種だ。
これではいかん。
失うモノなんて何もない
精々自分のプライドが傷つくとか、動機にバカにされるとか、そんな程度の話だろう。
そんなどうでもいい事が怖くてR8が買えるかいな。
いいかい、少年。
自分も通って来た道なのだが、今は自分は貧乏なんだ。
貧乏人が起業に失敗したらどうなると思う?
答えは貧乏のままなんだ。
つまり何も変わらない。
失敗しても現状は同じままなんだ。
だけど、もし上手くいったらお金持ちになれるんだ!
失敗しても貧乏のままで変わらない。上手くいったらお金持ちになってR8が買える。
何もリスクが無いのでやらない理由が無いと思うのだが。
自分が大切で捨てられなかったモノも、何かの手違いだったり思い切って捨てたら
『なんでもっと早く捨てなかったんだろうか?』
と思ったことはないだろうか。
今の月収20万の仕事を命がけで守らなくても大丈夫。
最初の一歩が死ぬほど怖いのはみんな同じだ。でもその一歩を乗り越えたら後は進みやすいのも知っているだろう。
失うモノなんて何もない。
やりたい事があるのならどんどん挑戦してくださいな。
そしてたくさん失敗して、たくさんのネタと人生経験を作っていこうじゃないか。