時代は変わっても田舎の風景とオジサンは変わらない。
趣味の車に乗っているとよく聞かれる質問がある。
自分の場合①いくらするの?②仕事何やってるの?③この車何cc??の3点が上位。
オジサンはいつの時代も排気量が気になる話。
ハーレー時代もずっと聞かれた何cc
自分は元々はバイクから自動車趣味が始まっている。
国産アメリカンを経てハーレーと乗り継いだ。ハーレーで毎週末あちこちに出かけていたが、出かける先々でいろんなオジサンに毎回同じことを聞かれた。
それがこれなんだ。
『このバイク何ccあるの??』
所有している間に5,000回は聞かれただろうか。
ハーレーの何というモデルですか?とか何歳ですか?とかそんな質問はほとんど聞いた覚えがない。みんな全国オジサン連盟で口裏合わせをしたかのように、このバイク何ccあるの?とだけ聞いてきたもの。
当時は1,450ccのツインカム88のハーレーファットボーイに乗っていた。
キャブレターの味わいのある走りができる良いバイクだったが、ハンドルとペダルが遠すぎて胴長短足の自分には体がくの字になるバイクだったと記憶している。
今はハーレーはS1000RRに変わっている。
そして夏は暑すぎるので乗る気が起きず、動かすのはガヤルドの方が多い。
薄着で乗れる分だけ涼しいしバイクと違い気軽に出せる。
天気の良い夕方に動かす。
日中は暑くて乗れないので乗るのは涼しい時間帯のみ。朝早起きは出来ないので乗るのは夕方。
後は覚悟を決めて日中に出るか。
夕方に出て標高の高い空いている道へと走らせる。
誰かに見られたいとか自慢したいとか、そういう願望はゼロなので極力人の少ない所を自由に快走。
自分と車の対話。
いつも行く道の駅には風鈴が。
ちりんちりんとキレイな音が響く。汚い音の風鈴もあるので、あれは辞めて欲しい。
いつも通り野菜を買って戻ってくると車が好きなおじさんが2人。
1人のオジサンが話しかけてきた。
『この車は何ccですか?』
と。
何だかとても懐かしい感じがして10年前の記憶が蘇ってきた。
こうやってあちこちに行くたびに同じ事聞かれていたなぁ、、、と。
話を聞いていたら車が好きな人らしく、カッコいい車を見つけては写真を撮っていると言ってアヴェンタドールや4Cの写真を見せてくれた。
知人が持っているランボルギーニの写真も見せてくれた。
ホントだ。
ウルスなんかよりもよっぽどオフロードに強そう。
いろんな角度から眺めている様子を見ていると、車が好きな気持ちが伝わってきた。自分でもいつか乗ってみたいと言っていたので、是非とも頑張って手に入れて下さい。
自分も好きな車をいつまでも眺めている、こんな時期がありましたよー。
この車何cc?とは訊いたことがないけれど。