人に与える事が苦手な人の多いこと。
与えると言うと何だか偉そうに聞こえるが、実際には自分から動くという事。
メリットがある相手に対してはペコペコするけれど、下に見ていたりどうでも良い相手には偉そうな人はきっと会社に大勢いるだろう。
人生に影響を与えてくれた言葉の1つ
現在豊かになっていて、今はそうでなくても今後豊かになって行く人は先に与えることが出来る人だと思う。
一代で巨大な帝国を築き上げた経営者が言っていた事がまさにこれなのだが
『まずは与える。返してくれる人とだけ付き合う。』
という事。
与えるのはパンを与えるとかアンパンマンみたいな話だけではなく、相手の望むものを協力できる範囲で協力するという事だ。
相手のために労力を割くという事である。
自分に与えてくれれば感謝を伝えるはず。(標準的な礼節をわきまえる人は)
その後、そのお返しを自分なりにする人とは今後もいい関係を築けるので、お付き合いを続けていくのだそうだ。
これは経営者のみならず、サラリーマンの世界でも同じことが言える。
すごく気が利いて、視野が広く、思いやりがある仕事の出来る人は大抵すぐに異動だったり退職だったりしていなくなってしまうもの。
反対に全て真逆のゴミばかりがいつまでも会社に残る。
自分の周りも完全に例に漏れず、全く同じ商売をする人の正反対の例を経験した事がある。
Aさんは会社の商品を売る営業だ。
自分にお得な話があるからとわざわざカフェに呼び出し、そこで散々”自分が売りたい商品”の営業だけし、相手の時間を無駄に使った上に支払いは別会計であった。
君の無駄話を聞かされた上に金も払わなくてはいけないのか、、、。
しかし、最後にこう言ってくれた。
『もしもっと詳しく知りたかったり、興味を持ってくれればまた時間は作れますんで!!いつでも連絡ください!』
しばらく後にAさんの会社と同じ会社に勤めるBさんが自分に連絡をしてきた。
前回のAさんの件ですっかり懲りていたのでオブラートに包んで
『前回の対応で不快だったし、時間の無駄だったので不要です。』
とハッキリ優しく伝えた。
すると、Bさんがそれについてお詫びをしそれでは、、、と最近Bさんがはまっているステーキ屋さんがあり、そこへ招待したいと言う。
わざわざいいよ、いくのも面倒だしと伝えると
『ご自宅まで車でお迎えに行きますので。良ければ私のわがままに付き合ってください。本当にあのステーキ屋さん美味しいんですよ!』
そして約束の日に自宅に迎えに来てくれステーキ屋さんでご馳走になり、いろんな話をしてその人の人間性の豊かさに関心したもの。
同じ商品を買うにしてもどちらの担当者から商品を買いたいか、という話だ。
その後、本当にまもなくBさんは異動になってしまった。
東京本店に栄転するのだそう。
そうだよね、わかる。
やってもらって当たり前の人が多すぎる現代
時々話題にも出てくるが、車の修理に出して工賃が高いという人。
高いと思うのであれば他所でやるか自分でやれば良い。
自分で同じ技術と知識を身に付けるために必要な時間を考えたら工賃など微々たる金額だ。
車は持っている人が出して当たり前。
お金は持っている人が出して当たり前。
自分の事をやってもらうのは当たり前。
最近こんな話をよーく聞く。
そして、平均年収は数年前と比べても下降の一途なのだとか。
自分は遠目に見て”そうだろうねーっ”て言う人がとても多く見えるよ。
相手が親切にやってくれている事を拾えないようなバカでは話にならん。
まずは感謝を忘れない人に。
そして、自分からも与えられる人になるといいね。