桜を見られるのは残り何回あるだろうか。
年末のカウントダウンには全く胸が躍らなくなって久しいが、桜の時期だけはワクワクする。桜は咲き誇る期間が短いし咲いている間は見た目もキレイ。満開の桜を見るとつい近くに行ってみたくなるものだ。
さくらの時期は天気予報とにらめっこ
ようやく春がやってきた。
あちこち茶色だった原っぱが今では緑の葉っぱや黄色、紫の花が咲き始めている。とても心地良い季節だ。そして学校では入学シーズンであり、桜が各地で満開になる。
昨年の夏に生まれた娘は桜を見ること自体が初めて。まだキレイも何もわからないけれど、せっかくだから娘に桜を見せるために出かけて来た。
週末は丁度満開なので、桜の名所は激混み必至。
混雑回避のため平日の昼間に前橋市にある敷島公園に出かけて来た。
大人だけであればレジャーシート持っていって、人気の少ない所でのんびり花見、、、と行きたいところだが、0歳の娘にはジッとしている時間は耐えられないので今回は軽く散歩のみ。
天気予報を見て気温と風と、桜の開花状況のバランスが良さそうな日を選んで出かけた。
駐車場に停めてうさ耳帽子を被った娘を抱いて公園へ。
まるで桜を見上げているように見えて、当の本人は全く違う所を見ている。
公園に向かう途中の道ですれ違う女性に
『なんてかわいい子なの~!!』
と声をかけてもらい両親ともに大満足。
敷島公園到着。
平日にも関わらず公園内は大勢の子ども&家族連れで賑わっている。
散策するにはとても良い公園。
その昔、妻が妊婦だった頃にも何度も散歩をしに来た公園でもある。
公園内に流れる小川。
魚がいないか眺めていたら桜の花びらが流れて来た。
何とも風流な。
自分は元来の暇人だが、普段忙しく過ごしている人にこそこんな時間を過ごしてもらいたいと思う長閑な時間。
普段家の中で過ごす事がほとんどの娘は眩しそうだ。
ランドセルを買ってもらった子どもが家族に桜の前で写真を撮っていた。とても優しさで溢れる瞬間。
枝垂れ桜もキレイだったので娘と写真撮っていたら駐車場にいた人とは違う女性3人組に娘がカワイイ、モデルさんみたいと褒めてもらった。
自分に声をかけてくれる女性たちが気になるようで、娘も真顔で相手の事を見つめている。
全く桜どころではなさそうだ。
終始慣れない風景に戸惑っていた娘だが、帰り際には急に楽しくなってきたようで笑い出して声を出していた。
ほのぼのとした時間なんだけど、こういうことが幸せなんだなって最近はしみじみと思うんだ。