バイクシーズンの到来とともに。
長年議論されてきた二輪車の高速道路割引。
ついに小さな一歩が踏み出される。今回の制度と割引に関してはどうしてこんなものに1年以上かかったのか謎な内容だが、業界はここを足掛かりにしようと見ている気もする。何にせよ割引になるのであれば制度を理解して上手に活用しよう。
事前申し込み必須
今回の二輪車定率割引で一番気をつけなければいけないのは2つ。
①事前申し込みが必須である事
②走行距離100km以上走る事が条件になっている事
だ。
事前申し込みはNEXCO中日本の速旅から会員登録をし利用日を申し込む。
一度申し込めば次回以降は利用日のみの申し込みだけでOKなのだとか。
対象道路はNEXCO 3社および宮城県道路公社が管理する高速道路。
第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、第二阪奈道路、第二神明道路、関門トンネル、沖縄道、東京湾アクアラインは対象外となる。
対象道路内の走行のうち、各インターチェンジ(IC)相互間の1回の走行距離が100kmを超える走行を対象に37.5%の割引を行うようだ。
令和4年3月28日(月)10時より申込を開始。
はじめにNEXCO中日本「速旅(はやたび)」に会員登録していただき、その後、ご利用日をお申し込みください。
NEXCO中日本「速旅(はやたび)」
ETCコーポレートカードは会員登録及び利用申込の対象外です。
ご利用日の前日に対象道路に流入してご利用日に流出する場合、又は、ご利用日に対象道路に流入してご利用日の翌日に流出する場合も割引の対象になります。【ご注意ください】
休日割引、深夜割引、平日朝夕割引など、他のETC時間帯割引の適用要件を満たすご利用の場合は、割引後料金が最も安価となる割引が適用となります。
一走行が100kmを超える走行のみ、その走行全てが割引対象となります(ご利用日の走行距離の合計で判定するものではありません)。
お申し込みの際に登録されたETCカード及びETC車載器が付いた二輪車で対象道路をご利用ください。ご登録と異なるETCカード及びETC車載器が付いた二輪車でご利用された場合は、通常料金(ETC時間帯割引が適用される場合は、割引後の料金)をお支払いいただきます。
二輪車は車とは違い、風雨などの天候による影響を受けやすく、事故の際に体を守るものが無いため、ちょっとした事故でも重大事故に繋がってしまいます。高速道路をご利用される前に、天気予報などをチェックのうえ、安全で快適なドライブへのご協力をお願いいたします。
東日本高速道路株式会社
走行路線の組み合わせイメージ。
日をまたいでも入りか出のどちらかが土日祝日であれば大丈夫。
トラックみたいに0時過ぎるまで直前で待機する人も出てきそう。
平日は利用者が多くない事を理由に土日祝日限定にしたのに、ゴールデンウィークは申し込み方法よりも先に非対応な事が発表されたりと、ライダーは溜め息をついている人が多いと思う。(後にゴールデンウィークは対応すると変更)
そして現在土日は無条件に30%引きなので、この事前申し込みをして距離を100km以上走ると追加で7.5%引きとなる。
それだけやって7.5%引きかい?!と思うのは絶対に自分だけではないと思うのだが、これを機に二輪車の高速道路の割引がより進んでいけばいいと個人的には思っている。