天気の良い日を狙って出撃。
先月にQ8を購入してあちこち旅行へ行っていたので、S1000RRへは2か月ほど乗らずにいた。放置し過ぎても機械であるバイクに悪いので,、12月中旬の天気の良い日にプチツーリングへ連れ出した。
目的地はいつもの高山村だ。往復2時間位のプチツーリングに丁度良い。
アイドリングが騒々しいS1000RR
この年式のS1000RRはECUにバグがある。
どんなバグかと言うと、今くらいの寒い時期にバイクが暖まらないうちにアクセルを捻るとファストアイドルの超強力版みたいに高回転まで回転数が跳ね上がる。
具体的には8000回転とかそれ以上。
しかも、アクセルを戻しても回転数は落ちない。
8000回転以上回ったままだ。
リッターSSで8000回転以上回している状態でクラッチを繋いだらどうなるかわかります?
一瞬で時速100km/h越えよ。
これを防ぐためにはしっかり暖気してから走り出す必要がある。
そして純正でアクラポビッチのマフラーが採用されているS1000RRだが、ノーマルでも充分うるさい。早朝や周囲に人がいる時は気が引ける音量だ。
初めてS1000RRを見に来た人でエンジン始動音を聞いて声を上げなかった人はいない。
みんな『うおぉ~!!』『すげー!!』『うるさ!!』
とかそんな反応をしてくれる音量だ。
さて、ポンコツバイクをしっかり暖気して上下プロテクター装備でがっちり固める。今日は風もなく気温も10度台半ばなのでそこまで寒くない。
ワインディングに入ってからは水を得た魚状態。
速度を上げれば上げるほどバイクが小さく感じる。
公園にあるパンダとかライオンの、ばねで前後左右にビヨンビヨンする遊具に乗ってる感じだ。
あっという間に高山村の道の駅に。
天気が良く暖かかったので家族連れも多い。(写真は大して天気が良さそうではないが。)
ほとんど盆栽と化しているS1000RR。
あっても乗らないが無いと寂しいのが趣味車。
可愛い見た目だが、中身もポンコツという点では毒がある魚みたいなもの。
15時過ぎに到着した道の駅。
最近では遠くに出かけようとすると、行きの段階で帰りの事を考え始めてしまい
『これ以上行くと帰ってくるのがめんどいな、、、。』
と思って、結局5kmほど走ると引き返すことが多い。
星がキレイに見えそうな高山盆地。
田舎の風景。
イルミネーションも。
秘密のワインディングコース
実はこの道の駅の先に以前見つけた、とっておきのワインディングコースがある。
道路がキレイでくねくね具合が素晴らしく、交通量はゼロ。ほとんど地元民と犬専用の道となっている。
ここへ行って一往復。
路面はこんな感じでとてもキレイで、S字も大きなカーブも小さなカーブも続く。ゆっくり走っても楽しい。
地元の犬に600万回くらい吠えられながら写真を撮る。
早朝から準備して出かけるロングツーリングも楽しいが、気軽にこれる距離にこんな道があるのも田舎の醍醐味である。
一往復した後はのんびりと帰る。
これから寒くなれば益々乗れる範囲が狭くなってしまうが、天気の良い日を見つけて時々は動かそうと思っている。
バイクはとても良い趣味だと思うのでマナーよく安全に走ろう。