のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

話の内容が相手に与える印象は7%だという事実。

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よくわかる。

 

以前からずっと思っていたが、話を聞く前から声や話し方に嫌味がある人の話は聞いていられない。反対にキレイな声の人や優しい話し方をしてくれる人の話は、いつまでも聞いていたいと思う。

どうやら思っていたこれらは裏付ける理由がある事なのだそう。

 

 

 

相手に与える印象は「声」が4割  

割と最近に友人が話してくれたことがある。

 

『新しくうちの部署の担当に配属された人が本当に嫌でムカつく声をしている。

自分と話しているときだけでなく、他の社員と話している声が聞こえてくるだけでイライラしてくるんだよなぁ、、、。』

 

新しく配属された人は高圧的な物言いで、聞く耳を持たないタイプの人だから余計になのかもしれないが、内容問わず”声を聞くだけで不愉快”なのだそう。

 

実際、それって嫌いだから声を聞くと嫌な気持ちになるだけでしょ?という人もいるだろう。

確かにそれもありそうだ。

しかし相手の評価が何もない状態でも、声が与える影響は計り知れない。

 

例えば、何かのカスタマーセンターに相談したいときでも電話番として出たオペレーターの最初の一言で何となく

『なんかこの人親身になってくれそう。』

『なんかこの人親身になってくれなそう、、、。』

という印象は抱く。

 

声がムカつくという事は間違いなく後者に判断される。

しかし、これには科学的な根拠があっての事なのだ。

 

アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン博士の研究をまとめた「メラビアンの法則」によると、話し手が聞き手に与える印象は、

 

「外見(しぐさ・表情)」が約55%、

「声の質、大きさ、テンポ」が38%、

「言葉の内容」が7%

 

とされています。  

 

注目したいのは、約4割を「声」が占めているということ。それほど声は人の印象を大きく左右するのです。  

ちなみに、「言葉の内容」が聞き手に及ぼす印象はたったの7%しかありません。


 それもそのはず。  

最近の報告によると、私たちの話し言葉のうち、「音声」は「言語」より先に脳の大脳辺縁系に到達することがわかりました。  

 

どういうことかというと、先に入力された声の印象が、後から入力される言語の受け止め方に影響を与えるということなのです。  

大脳辺縁系は、食欲・性欲・睡眠欲などの「本能」を司ります。さらに、入ってきた情報に対して「好き・嫌い」「快・不快」といった感情のレッテルを貼ります。


 たとえば、入ってきた音声に対して、大脳辺縁系が「わぁ、よく響くいい声だなぁ」という「好き/快」のレッテルを貼ると、聞き手の脳内では快楽物質ドーパミンなどのホルモンが分泌されます。  

 

そのため、聞き手はうっとりした気持ちになり、「この人の言うことを聞いているとワクワクするな~。ということは、きっと面白い話をしているに違いない!」と認識します。  逆に、入ってきた音声に対して「うーん、聞きづらい。嫌な声だなぁ……」という「嫌い/不快」のレッテルを貼ると、聞き手の脳内では怒りのホルモンであるノルアドレナリンが分泌されます。

 

東洋経済オンライン

声で「信頼される人・されない人」の決定的な差

 

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言葉の内容は7%という悲しい事実

他人に伝えたくて必死に、寝る間も惜しんで発表する原稿を作ったとしてもだ。

そもそも”声がムカつく”のでは話はまともに聞いてもらえない。

 

妻が産後入院しているとき、何か乳児グッズを売ってまわる営業のおばちゃんが来たのだそう。

大声で商品説明し始めた途端、同室で寝ていた娘は突然、火が付いたように大声で泣きだしたのだという。

 

これもまさに、音しか聞いていない赤ちゃんが”聞いていて不快”になった最たる例ではないだろうか。

 

 

ただ、この声の事実に気が付いて、自分の声を改善したいという人は改善できるのだそうだ。生まれ持っての声で、少しのトレーニングで相手に与える印象を全く違うモノにできるだそう。

 

なかなか相手に話を聞いてもらえない人は、一度自分の声を録音して聞いてみてはどうだろうか。

意外とムカつく声をしているのかもしれないぞ。

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