転売対策の大きな一歩。
家電量販店のノジマが転売対策に真剣だ。
大きな量販店グループが率先して行う事で、他の量販店にも続いて欲しいと思うのが本当に欲しい人の想いである。そんなノジマの転売対策に対する想い。
昔から無くならない転売
直近ではコロナ禍初期に起こったマスクの買い占め。
何だか知人も『知ってる中国人が転売のためのマスクを買い占めるバイトスタッフを探しているんだ。』
という話をしている事を思い出した。
中国人全員がそうだという訳ではないが、自分の国でやってくれと思う。
当時もメルカリなどのフリマサイトで大量に、超高額でマスクが出品されているのを多く見かけたな。そして現在も品薄中のPS5、やっと供給が追い付き落ち着いてきたと思ったら次は新型スイッチの転売祭り。
詳しくないので詳細は分からないが、ガンダム系のプラモなどでも転売が横行しているようだ。
欲しくないけれど、転売するとお金になるから商品を手に入れる、、、。
そんな人が増えて来て何とも悲しい世の中に。
先日新型スイッチ転売が横行している事でも、レベルの低い人が増えたと思った事は書いた。
これら転売に対して家電量販店のノジマが動いた。
会社の方針として転売に反対という意志をはっきり謳っている。
そのためには例えば”PS5購入時には購入した箱に油性ペンで名前を書いてもらう”など
持ち物に名前を書くなど小学生以来、、、というような対策などを打ち出し、話題を集めている。
自分を始め転売に対して良い感情を抱かない人はこれらノジマのとった転売対策に好意的だ。
ノジマの転売に対する想いの一部を以下に掲載する。
―やはり各店舗にも“転売撲滅”の意識を共有しているのでしょうか。
ノジマ そうですね。むしろ、現場にいるからこそ感じるものもあると思います。私も私服で店舗の調査に赴いた際、人気商品が手に入らず泣いているお子様を店頭でお見掛けし、非常に申し訳ない気持ちになったことを覚えております。すぐにフリマサイトを調べると、メーカー小売価格をはるかにオーバーする金額でその商品が販売されていました……。
密にやりとりを重ねたうえで「怪しい方には販売をお断りする」といった判断は各店舗に任せています。いちいち本部の許可を求めていては、どうしても後手に回ってしまいますから。
―「転売目的だろうと売れればいい」わけではないのですね。
ノジマ 商売としては成立するかもしれませんが、本当に欲しい方が商品を購入できないなどということが許されていいはずがありません。ノジマではこれからも転売対策を続けてまいります。
その結果、抽選に時間がかかるなど、一般のお客様にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。なるべく早くお手元に商品を届けられるようなシステムを構築しておりますので、今しばしお待ちいただけますと幸いです。
転売業者と戦う小売の裏にあるのは、利害を超えた“思い”です。人気商品を「本当に欲しい人」がいるように、それを「本当に届けたい人」がいる。そんなドラマを感じさせるからこそ、ノジマの取り組みは注目を集めるのかもしれません。
「PS5購入者は箱に名前を書いてもらう」ノジマはなぜ転売ヤーを許さないのか? 苛烈な転売対策の背景を担当者に聞いた
転売対策にかける思い。
[ねとらぼ]
本当に届けたい人から本当に欲しい人へ
お店からすれば誰が買ってくれても売り上げ数字面では同じ。
好きな人が1台買ってくれるより、転売ヤーが10台買ってくれる方が良いという業者もいて然りだ。
しかしノジマは違う。
人気商品が手に入らず泣いている子どもの姿を減らしたい一心だ。
とても素晴らしい。
このような素晴らしい想いを持って取り組んでいる会社は大好きだ。
1人の消費者として応援していきたいと思う。