ステイホームの賜物。
最近は家で出来る事は何でも家でやっている。
コロナによるステイホームもあるけれど、一番は小さい娘がいるのでストレスにならないように家で長い時間を過ごしている。
今回は南マグロの中トロをネット購入して家で寿司屋さんごっこしてみた。
昔話からマグロの話へ
うちは自分も妻も2人とも料理をするのだが、昔築地の飲食店で働いていたことがあるんだよという昔話からマグロの話になり、それじゃ家でもやってみようとネットで購入してみる事にした。
あちこちホテルも外食も出かけたい場所はあるのだが、なんせ3ヵ月の娘は連れまわすには難しいお年頃。
静かに待ってても何も出来ないので、我慢させてばかりだと娘に多大なストレスを与える可能性大。
それは良くないので、いつものペースで娘が自由に過ごせるよう家で出来る事をしている。
そしてマグロ。
マグロでも築地にいた頃は南マグロを多く扱っており、中トロのグラデーションが特にキレイで甘みがあって美味しかったという話をしたので、ネットで訳アリ南マグロ1kgを購入。
どんな訳アリなのか見てみると、
・形の悪い不揃いな部分
・筋の強い部分
・血栓の部分
という、要するに寿司屋さんで商品として出すには見た目が悪かったり、口当たりの良くない部分が含まれる。
これこそ需要と供給で、そんな理由で安価に手に入るのであれば自宅で実験も兼ねてやる分にはちょうど良い。
見た目悪いの上等!
味は変わらん。
注文したところ2~3日で届いた。
食べる前日に解凍。
購入したのはコレ。
クール便で届く。
発泡スチロールを開封したところ。
ランダムだろうが、今回届いた柵はそこまで形の悪いものは入っていない。
家で食べるには充分だ。
海水と同じくらいの塩分にした水で洗う。
手で洗って表面をペーパーで拭き、二重か三重にしたペーパーで一柵ずつ包み、ラップでピッタリ巻く。
その後は冷蔵庫で解凍だ。冷凍されたマグロはこの解凍が本当に大切だ。
ここでミスすると美味しさが半減以下になる可能性もある。
この仕込み作業をしたのは夕方だが、夜寝る前にもドリップした水分をペーパーが吸い込んでいるため、新しいペーパーとラップで巻きなおす。再度水洗いは不要。
ここの手間をかける事で翌日の生臭さを減らすことが出来る。
そして翌日、妻と2人で酢飯の用意とマグロを切って寿司屋さんごっこして遊んだ。
筋が強い部分は炙ると食べやすくなる。
バーナーがあれば良いのだが、無いのである物で火災を起こしそうになりながらカツオみたいに柵ごと炙る。本当は一切れずつ炙りたいところ。
最初は丁寧だが、後半段々ふざけて来て
『シャリ大きすぎ!!それじゃおにぎりじゃん!!』
”大丈夫!”
『何が?』
”とにかく大丈夫!”
そんなこと言って笑いながら作った。
お店じゃないので自由で良し。
今回は半分の柵を使い500g相当で握りを作った。
約40貫だ。
手巻き寿司やちらし寿司、鉄火丼やそのまま刺身でもいいかも。
外食に行きにくい時はこうして家で作ってみるのも面白くていいと思った。