日が暮れるのが早くなってきた。
今年も夏が終わり秋が近づいてきた。
朝晩は寒くなり日中は夏の名残で暑い。バイクで出かけるには昼間はやや暑い日が多い印象だ。汗だくになりたくないので、夕方高速道路を使って利根沼田望郷ラインを走ってきた。美味しい所だけ頂く贅沢コースである。
高速道路の有効活用で楽しい時間を確保
緊急事態宣言が明けても高速道路の割引は無しのまま。
多くのライダーと同じく不満に思いつつも、SSでノロノロ運転の車に混ざって一般道を走るのは全然楽しくない。それに、疲れて早く帰りたい四輪ドライバーに轢かれるリスクも増える。
そう考えると楽しくないし遅いし、危険がいっぱいの一般道を走る事は得策ではない。これらは高速道路に1000円弱払う事によってショートカットすることが出来る。
バイクに乗る目的は楽しく走る事。
それならこの費用は有意義に使えるはず。
そんな訳で夕方ツーリングの際はよく高速道路を使う。
市街地から離れた走りやすい道まで一気に移動だ。
高速道路の走行自体も楽しい。ヘルメットも新調したし気分は無敵である。
まだまだメッシュのレザーパンツで丁度良い。
バイクの最大の欠点は出かける前の装備が面倒な事だ。
しかし、安全に帰るためにもここは重要。
エンジンをかけて軽く暖気。
エンジンがある程度暖まらないと走れないS1000RR。
マフラー交換に躊躇う一番の理由はここ。
爆音なのにすぐ出かけられない。
だから純正のアクラポビッチのまま。
興味ない人には既に充分うるさいと言われるが。
家の近所のICから乗り赤城高原SAへ。
新しい住まいの土地選びで重要視したのは高速道路へのアクセス。
自分の実家がそうなのだが、高速道路降りてから1時間下道とか疲れているときは結構過酷。
今はすぐに乗れる距離なのでここは助かる。
夕方16時頃。既に日が傾いている。
このオレンジ色になった景色がとても秋っぽい。
それにしてもこのS1000RR、いつ乗っても感動する乗りやすさ&速さ。
6速へは48km/h位から入るのに、そのままリミッターの299km/hまで引っ張れる。
そして1速で回せば140km/hオーバー。
ギアの守備範囲が尋常じゃなく広いので、強烈なレスポンスが欲しい時は低いギア、そうでもないときはトップギアでと使いやすい。
よく人に話すときには使って、そして誰にも賛同されない例えがある。
高温で熱したナイフでバターを切る時みたいに滑らかに加速し減速し、曲がる。
乗っていて楽しい。
昭和ICで降りる。
当初、家を建てる時にここが長閑で好きだから、ここに家を建てたい!と妻に話して0.6秒で却下された昭和村である。
ここは利根沼田望郷ラインという素晴らしい道が走っている。
農道なので農作業車優先だが、いつ来ても空いていて信号がなく、見通しも良くて走りやすい。
丁度今日はパトカーの後ろに付いたのだが、すれ違う郵便屋さんやトラックドライバー皆に手を上げる姿が妙に”優しい田舎感”があって好きだったし、何よりパトカー自身が法定速度を余裕で超える速度で走っていたのが印象的だ。
バイクは四季が感じられ大好きだ。
昨年はヒートグローブを買って喜んで装着していたが、振り返るともうそんな時期は目の前だ。
月日が経つのは早い。
出来る事は何でもやって悔いを残さぬよう生きていこう。