素朴な疑問から。
バイクは好きだがそこまで用品にこだわりはなく、自分に似合っていて機能と価格が納得できる物であれば何でもOKだ。ヘルメットも見た目と価格で選んでいたのだけど、今回初めて自分の中で一番高いヘルメットを買ってみた。それで、今まで使っていた安価なヘルメットと比べてみたんだ。
高いヘルメットはブランド料でしょ?と自分のように思う人に是非見て欲しいぞ。
SHOEIのZ8を購入した理由
今まで被っていたのはOGKカブトのKAMUI2。
見た目もカッコよく、中も広々していて耳が餃子にならない。
そして価格も新品が2万円台で購入できる高コスパ商品だ。
バイクの試乗は出来ても、ヘルメットを試着して走ることは出来ない。だから、自分にとって高級ヘルメットの性能は未知の世界だ。
性能がいいかどうかわからないものに何倍もの費用を出すことは出来ずにいたのだが、その心に変化が訪れたのは昨年あたりから。
昨年、妻運転の車と自分のS1000RRで高速道路を走った。
妻は携帯、自分はヘルメットのインカムで話しながら目的地に向かったのだが、如何せん風きり音が凄すぎてほとんど何も聞こえない!
難聴になりそうなくらいインカムの音量を上げれば何とか聞こえるが、そうすると頭が痛くなってくる。
当日は長いツーリング時間をウルトラマンに出てくる怪獣ジャミラのように過ごした。
ヘルメットの下から巻き込んでくる風を肩でガードすると、多少聞き取りやすくなったのだ。
そしてそれは仲間とのツーリング時にも感じた。
高速道路を走っているとインカムの声がほとんど聞こえない。
だからより静粛性の高いヘルメットを購入してみようと思ったのだ。
ネットで検索しても良く分からないので、バイク用品店に向かい自分の要求を伝えて相談した。すると、オススメで出てきたのはOGKカブトのエアロブレード5とSHOEIのZ8。
エアロブレード5は現在使っているヘルメットと同じブランドなので安心感もあったが、詳しく話を聞いてSHOEIのZ8ならまず間違いないと思ったので、SHOEIの最新作であるZ8を購入する事にした。
ミラーシールドも同時に購入したのだが、OGKカブトのミラーシールドに7000円に対してSHOEIのミラーシールドは約2倍の12000円。
家に持ち帰ってきたので、素人目線で2つのヘルメットを何か違うところがあるか見比べてみた。
今回購入したSHOEIのZ8。
今年発売したばかりの新作ヘルメットだ。静粛性にも力を入れているという記述が説明にもあった事が一番の決め手。
今まで使っていたOGKカブトのKAMUI2。
上から見た図。
KAMUI2の方が長い。
バイク乗りでなければ価格差が3倍だなんて絶対わからん。
↑KAMUI2のミラーシールドの厚みとおでこの辺りのメッシュ部分に注目。
↑こちらはSHOEIのZ8。
ミラーシールドの厚さが倍くらいある。そしてインナーの厚さも倍以上!
安全性は勿論、快適そう。
Z8。インナー分厚い!
↑Z8。
首元を覆う部分がかなりの面積を占める。
ここから風の侵入も抑えられるみたい。
KAMUI2。
Z8と違い、そこまでインナーの厚みはない。
Z8包み込み感半端ない。
KAMUI2インナー。
↑KAMUI2。
シールドを開けて見たところ。顔の側面のインナーの厚みの差もはっきり。
↑Z8。
側面のインナーが分厚い。
KAMUI2のミラーシールドはよくある端の突起部分を持って下げるタイプ。
完全に閉じても隙間風は上下から多く、目が乾く。
Z8はセンターロック式。
一番下まで下げるとカチッとロックされ、密封されるような感じになる。
まとめ
最初に言っておくと両者は値段が倍以上違うので、一概にどっちが良いという話ではない。どう考えてもカブトが不利だ。OGKカブトだって同じコストをかければ同等クラスの物は作れるはず。
今回はヘルメットは値段が高いのはそれ相応にコストがかかっているという事がわかった。
ミラーシールドの厚みが違うなんて、両方を見比べなければ分からない。
KAMUI2に比べてZ8は、室内にいてもヘルメットを被ってシールドを閉じると遮音性が良いのがわかる。明らかに周りの音が遠くなる。
このように走る前からわかる差もあった。
実際の性能については今後のツーリングで長時間様々なシチュエーションで使って、どれほど効果を感じられるものなのか確かめてみたい。
ちなみにKAMUI2の新作KAMUI3は高コスパはそのままにぐっと性能が良くなったらしい。
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