時を経ても魅力は変わらず。
その時々の流行で作られた物は時間が経ってから見ると、”当時は何でこんなのが良かったのだろう”という物も多い。しかし、その中でも伝統的な要素を持った物や傑作デザインである物は何年経っても魅力的だ。
先日、ロレックスのターノグラフを購入したのだが、今から20年近く前に登場したデザインなのに微塵も古臭さを感じさせない名品だと思うのである。
ロレックス ターノグラフとは
自分自身、専門家ではないのでプロの説明を引用する。
ターノグラフは、2004年に登場し、10年を迎えず生産終了になったモデルです。 ロングセラーの多いロレックスには珍しく短命ですが、だからといって人気が無い訳ではなく、むしろ今なお評価は高めです。
では、どんな時計だったのか。
一言で表せば、デイトジャストに時間計測ができる回転ベゼルを搭載させたモデルです。
デイトジャストの他デイデイトやカメレオンなど、ロレックスのドレスウォッチの象徴であるフルーテッドベゼルが、回転ベゼル機能を有しているのです。
ターノグラフはロレックスのペットネームとして、ダイアルにロゴ表記があります。 「TURN-O-GRAPH」 ゼロへ戻る、という意味ですが、時間計測が可能な回転ベゼル機能に由来している、という見方もあります。
GINZA RASIN
中古市場で根強い人気を誇るロレックス ターノグラフとは?
ロレックスの歴史的名機であるサンダーバードの後継機と言われる事もあるターノグラフ。
デザインは比べてみると確かに似てる。
こんな事言ってはロレックスファンに刺されそうだが、ロレックスの時計ってそこまで『美しい!優美!カッコいい!!』という感じではないモデルが多い気がする。
スイスのブランドなのに、イメージ的には質実剛健、頑丈、高精度などドイツ的魅力が多いように見える。
しかし、手にすれば大きな所有満足度と、細部にわたるこだわりと品質の高さを感じることが出来る時計なんだ。
素材だけ見ればステンレスだが、他社の安価なステンレス時計とは輝きが違う。見る人が見れば一目でわかる高級感がある。
ちなみに時計に興味がない人からすればロレックスは勿論、パテックフィリップもG-SHOCKも同じだ。
そんなロレックスにあって少し変わり種と言われるターノグラフ。
ちょっと本流から外れたところに最高に魅力を感じる。
個人的に最大の魅力に感じるのは、なんといってもホワイトゴールドのベゼルである。
自分も最近までわからなかったから一応説明すると、ベゼルというのは時計の外周の部分だ。
ターノグラフではギザギザになっている部分。
ここはステンレスではなくホワイトゴールドが使われている。
実物を見ると、同じ色味に見えるステンレスとホワイトゴールドの差はハッキリしていて、ゴージャス感が強い。
キラキラしていて満足感が高いのだ。
個人的にターノグラフのお気に入りポイント。
①ホワイトゴールドのベゼル
②赤い秒針と赤い日付
③白い文字盤
④王道モデルではないところ
以下、ターノグラフの魅力が伝わるように最大限工夫して写真を撮ってみた。
ターノグラフ購入!
ホワイトゴールドのベゼルの輝きがたまらない。
2004年に発売された時計だが、とてもキレイ。
既に当時の新品価格を上回る。
金属の塊感が強い。
純正ボックスに収める。
手に持つと密度の高い重さを感じる。
赤と白の組み合わせが良い。
ベゼルの輝きが素晴らしいんだ。
光を反射してキラキラ光る。
キズミで拡大して見る。
文字盤の外側の壁にはロレックスの表記。そして、12時、1時、2時、、、の時間を表すバーの先には白い立体的な球体。
キズミでみなければ気づかない程小さい。
そんなところまで手がかかっているところがたまらなく好きだ。
見えないところまで気を使うのがプロの仕事である。
36mmのサイズだが、身に付けると実際の数値よりも大きく感じる。
そして角度が変わるたびに光を反射する。
ミルガウスの白よりもこっちの方が断然高そうに見える。
生産終了しているので、今後魅力に気づいて欲しい人が増えても、そもそも手に入らないモデルになる日も来るかもしれない。
とても程度の良いターノグラフを手に入れることが出来て大満足だ。
これからも大切にしていこうと思う。