勿論高いよりもありがたいけれど。
人生を楽しく過ごしているとたまに遭遇する、安さ至上主義の人たち。
『とにかく1円でも安く!誰よりも安くやってくれる営業が一番良い営業!』
こういう価値観の人はとても苦手である。
自分は安くなくていいから丁寧に責任を持ってやって欲しいと思う。
安さ至上主義の人たち
最近はコロナ禍による自粛生活で誰とも会っていないけれど、以前に会ったことがある安さ至上主義の人たちを紹介しよう。
100円寿司至上主義の場合
『高い寿司なんてお金の無駄!同じネタが100円で食べられるんだから100円寿司に行かない奴がアホでしょ!』
こんな価値観を持っていて、普段の贅沢な外食から誕生日や記念日も大好きな100円寿司で過ごしている人がいた。
100円寿司が悪いという訳ではない。
価値観は人それぞれだが、行ったことがないのになぜ100円寿司と高めの寿司が同じネタとわかる?
100円で出せるネタを500円とか無駄にとられるのが嫌なのだとか。
同じマグロでも鮮度も味もネタの大きさもシャリの味も醤油の味も、すべて違うぞ。
しかしその人曰く、高い金額をふっかけてくる店は全て”悪”なのだそうだ。
車の販売の場合
自動車営業の友人から聞いたことだが
『ナビ付けて!ETCつけて!ドアバイザーも。ボディコーティングとバックカメラもつけてくれる??全部タダで!!ちなみに本体価格の値引きはこれが限界??諸費用これカットできるでしょ?納車整備費用カットできない?保証は1年延ばせない??』
こうして中古車を猛烈に値引きの要求をしてくる人も多いのだとか。
お店が善意でやってくれるならまだしも、あまり多くの要求をされると売り手側も利益が出ないどころか営業担当自身が『今後このお客さんとの関係を続けて行きたくない、、、。』と思ってしまうだろう。
その瞬間だけはお得に買えるかもしれないが、そんな買い方をしていなければ今後得ることが出来たであろう信頼に紐づいたメリットも全て得られなくなってしまうので、あまり良いとは思えない。
相手に利益を残すから良質なサービスを得られる
シンプルに考えて、手伝ったらご褒美をたくさんくれる人と、何もくれない人とでは前者を手伝いたいと思うのが人情。
高級ホテルへ行っても
・部屋まで荷物を持って案内してくれる
・サプライズのケーキをくれる
・ウェルカムドリンクをくれる
・設備が高級品
・食事が高価
の素晴らしいおもてなしがあるが、それ相応に宿泊料も高い。
1泊5万円など全く珍しい金額ではない。
でも、これを5000円のビジネスホテルに求める事は間違っている。
サービスにまわせる金額が違う。
最近はそうでない人も増えてきているので注意が必要だが、良識のある人の場合(ここがポイント)、自分がしてもらったら返したいと思ってくれる。
お店の例でいえば、気前よくお金を払ってくれる人には極上のサービスでおもてなしをしたいと思うモノだ。
つまりとにかく安く、とにかく安く、、、
ではサービスやおもてなしにまわせる余力など残っていない。
手軽さを売りにしているお店も多いので、何でもかんでも文句言わず高い金額を払えという話ではない。
自分は安さにしか価値観を見出せない人とは仲良くなれないという話だ。