ベタベタ嫌い。
輸入品に多く見られる、経年劣化による塗料のベタ付き。
自宅にはいくつかのギターとギターケースがあるのだが、古くからあるギブソンのギターケースが紙が貼り付く位ベタベタしてきている。
家の床に置きたくないので、このベタベタを除去することに挑戦した。
ベタベタ除去のために調査
ギターのケースがベタベタするのは初めてだが、イタリア車を始め輸入車プラスチックパーツ等にはしばしば起こる事なのだ。
日本の気候はオリンピックで倒れる選手も出てくるほど、高湿度&高温なので現地では問題ない塗料も日本に持ってくると、こうしたべたつきが出てくるという事があるのだとか。
だから、クラシックなイタリア車などはスイッチ類のベタ付きは日常茶飯事。
しかし、思うに原理は同じなのでこのギターのベタベタが除去できれば、車の部品も同様にキレイになるはずである。
つまり、このベタベタ除去作戦は輸入車のベタベタ対策に明るい対策をもたらす素晴らしい方法だと思っている。
お金が余っている人は業者に任せれば良いのだが、自分のような貧乏人は出来る事は自分でやっていくしか方法がない。
以前所有していた360モデナも天井のレザーが経年劣化で落ちてきたが、張り直しを業者に頼んだら30万円以上の見積もり。
自分でやったら3000円だった。
自分にとって29万7000円の差額は大きいので、こういう事が気になる人は自分でやるのが良し。
さてベタベタ野郎の状況を見る!
全体的にベタベタ。
このギターを買ったのはもう20年近く前。
涙。
そんなに前か!
この表面がベタベタする。
しばらく貼ってあったガムテープ類を剥がした後みたいな感じ。
金具は平気。
取っ手の部分もベタベタ。
中のモフモフは大丈夫。
20年変わらないギブソンの香り。
猫飼っていたら入りそう。
それで今回使用する液体がコレ!
無水エタノール!!
無水エタノール (500mL) 健栄製薬 antivirus
ガムテープ、消しゴム、食品用アルコールなどなど。
既に全部試したけどダメ!
腕が疲れるだけで何も変化なし。
これは結構高いから最後に試そうと思っていたのだけど、どれも効かなかったから仕方がない!
無視エタノールに全てを賭ける!!
用途を見ても他のアルコール類と似たような事が書いてあるけれど、これはみんな効くと言っている。
早速、捨てても良い布に染み込ませてギターケースを擦ってみた。
すると、、、。
お~~!!
指の形に黒くなった!
過去に上記の食品用アルコール等で何度も拭いているので、ケースの汚れ自体は落ちているはず。それでも、これだけ落ちるという事はこのベタベタが落ちている可能性大!
その後20分ほどかけて、ひたすらに磨き続ける!
途中、布に染み込ませるのが面倒で直接ギターケースの上に垂らしたり、、、。
ゴシゴシ、ゴシゴシ、、、。
中も外も、ケースの細かい隙間もひたすらに磨く磨く、、、。
どどん!!
20分後、中の紫のモジャモジャも引きちぎりながらも完了。
ギターケースはほとんど気にならない程、劇的にすべすべになった!!(部分的に残ってるとすれば自分の根気の問題)
無水アルコールはベタベタに対して効果絶大!
ギターケースと同様に輸入車のプラスチックのベトベトにも効果があると思われるので、自己責任になるがぜひ困っている人は試してみて欲しい。
ホントにてき面に効いて満足!
これで安心して床に置いておける。
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