時代が変われば考え方も変わる。
先日会った20代後半の女性が『年齢が年齢なのでそろそろ結婚をしたい』という意味深な事を言っていた。勿論結婚したくてするのはありなのだが、時々”みんなが結婚してるから私も結婚したい”という人も見る。
正直、他人事ながらその人の将来が心配で仕方がない。
結婚しないという選択肢
結婚=ゴール。
これは大変な大間違いだ。
そのゴールを焦ったがために、現在大変な結婚生活をしている人をたくさん知っている。
そして”周りが結婚しているから自分も早く結婚したい"と流行を追いかけるかのように結婚したがっている女性も何人も見たことがある。
目的が結婚?
相手は二の次??
ここに関しては自分自身一貫している考えがあるのだが、結婚はゴールではなくスタートだ。
そしてその後の人生を共に生きていくパートナーは誰でもいい訳ではないはずだ。
子どもが欲しいのであれば年齢的な事は女性は気になるのは仕方ない。
だが、個人的には急いで結婚するのは辞めた方が良いと、会う人に皆に話している。
”この人と一緒にいたいから”
こんな想いがあれば何も止める理由はない。
好きな人がいて、これからも一緒に居たいから結婚する。100点満点の素晴らしさだと思う。
しかし
①周りが結婚しているから
②年齢的に結婚してないとまずいから
③とりあえず結婚式したい
④とりあえず早く子どもが欲しいから
⑤周りの目が気になるから
これらの理由で結婚に突き進んでいくのであれば、自分は賛同は出来ない。
勿論価値観は人それぞれなので、他人の自分がとやかく言う事ではないのだが、どうせ結婚するのであればその瞬間だけではなく、長い時間幸せでいて欲しいと思うのである。
現代は昔と違い結婚がマストではなくなったのだ。
今と昔を比べてわかりやすくまとめてある話がある。
昔の男女は、ほぼ100パーセント結婚できていました。
現代では結婚できないだろうと思われるようなコミュニケーション能力が低かったり経済的に問題があったりする男女でも、なんだかんだツガイになっていたのです。
なぜそんな現象が起きていたかというと、結婚しなければ生きていけない社会だったからです。
かつて、男性は「早く所帯を持って一人前になれ」と言われていました。結婚しなければ出世に影響がある会社も珍しくなかったのです。それに、男女雇用機会均等法前は、女性がひとりで自活していくのは無理ゲーでした。
どれだけ優秀な女性でも、男性の稼ぎがないと貧困に陥ってしまっていたのです。結婚は「いつかしたいな」というものではなく、「結婚OR社会的な死・貧困」という時代だったのです。
現代では、「早く所帯を持って一人前になれ」と言う人が現れたら、「は?」と感じる人も多いでしょう。結婚することは個人の自由だと考えられています。
ルンバなどの機器の登場によって家事も驚くほど楽になっているので、家事要因として主婦を探す必要もなくなりました。
女性側にも、(まだまだ男女で不公平な賃金格差が存在するとはいえ)自活する経済力がつきはじめました。
そうなると、自然と結婚はしてもしなくてもどちらでもいいものになります。
したいのに結婚できない男女が増えている?その理由とは
田舎に行くほど根強い風潮
東京に住んでいた頃は自分が若かった事もあるが、ほとんど”早く結婚しなくちゃ”みたいな話は聞いたことがなかった。
30代でも40代でも50代でも、、、それ以上でも全然関係なく独身で、女として輝いて生き生きしている女性が多いように見えた。
しかし、田舎に行くとどうしてだろうか。
光が届かない町の如くこうした話は身を潜め、早く結婚しないと負け組みたいな、どうでもいい価値観がはびこっている。
同じ日本でも都会と田舎では5000年位、時代の流れに差があるように見える。
当然、自分自身がアップデートされずこうした価値観を押し付ける人はいるだろうけれど、自分のようにそういう人たちとは違う、現代の価値観を持っている人も確実に増えてきている。
結婚するのはダメじゃない、むしろ素晴らしい!
でも、結婚しないで生きていくのだって同じくらい素晴らしい!
無理して結婚する位なら結婚しない選択は全然アリ!
それを自分の事でもないのにとやかく言う人が一番惨めなのである。