のぶろぐ13。

毎日が夏休みの人生。

ボルボが自車を30mの高さから落とす衝突テストを実施。

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日本車だったら木端微塵になりそう。

 

安全性に全振りしているスウェーデンの自動車メーカーボルボ

自車の安全だけではなく、自動車を取り巻く社会全体の安全性の向上にも尽力している。この度、ボルボ車をクレーンで30メートルの高さまで釣り上げ、そこから落下させるというテストを行った。

 

 

 

自動車の安全性についての色々

日本はメディアを信じる人の割合が世界でもトップクラスに多いのだそう。

だから、CMやテレビで良いと放送されたものは翌日店頭から姿を消す。そこから莫大な広告料が生まれ、我々の知らないところで巨額のやり取りが行われている。

 

日本車は世界一安全、世界一優れている、日本車は、、、いろんな人から聞く言葉ではあるものの本当にそうだろうか。

 

少し調べてみれば電柱や衝撃吸収材にぶつかって死亡事故につながっている日本車の自動車事故はたくさん出てくる。

 

例えば、欧州車のメーカーなどでは走行性能が低い事もさることながら『安全性が担保できないため』という理由でミニバンの採用が見送られるという話も聞いた。

 

しかし、日本車では背の高いミニバンとミニミニバン全盛である。

 

そして連日のように”事故で乗用車が横転”という見出しを見る。

 

自動車は横転した際の搭乗者のリスクが大きいため、それを避けるためにそもそも横転しやすい形状の車を作らない、というのが多くの輸入車メーカーの考えだ。しかし、日本車は売れればよいのでそんな事お構いなしである。

 

交通事故が起こった際に輸入車は社名を出すのに、国産メーカーの名前を一切出さないのはメディアの効果を逆手にとって広告料を積んだメーカーの思惑だ。

 

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某国産メーカーの開発者曰く『ミニバンは40km/h以下の速度で後方から追突された場合の乗員の安全性は保証されている』というような証言をしている。

 

40km/h以下で走っている車が何台いるか見てみると良い。

 

上手く情報操作されて操られないよう、消費者である我々も賢くなる必要がある。

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ボルボの落下試験

今回実施されたテストでは、30メートルの高さから車を落とす衝突テストだが、モデルの異なる合計10台のボルボ車がクレーンから落下された。

 

ボルボ・カーズの交通事故調査チーム上級調査員であるホーカン・グスタフソンは、次のように述べている。

「私たちは長年にわたり、スウェーデンのレスキューサービスと密接に協力してきました。それは、すべての人にとってより安全な道路環境を実現するという同じ目標を持っているからです。私たちは、誰もが深刻な事故を経験しないことを願っていますが、すべての事故を回避できるわけではありません。そのため、深刻な事故が起きたときに命を救う方法を習得しておくことが重要なのです」

 

衝突事故とその救出作業から得られたすべての知見は、調査報告書にまとめられる。この報告書は、すべてのレスキュー隊員が無料で利用できるようになり、得られたすべての知見から、それぞれの救命技術をさらに向上させることができるようになる。

 

通常、レスキューチームは、訓練用のクルマをスクラップヤードから入手する。しかし、これらのクルマは20年以上前のものであることが多く、鉄の強度、車体構造、全体的な耐久性の点で、現代のクルマと大きな違いがある。その点、今回使用している新しいボルボ車は、現代の基準に合致した最も硬い鋼鉄を多用して作られている。

 

このため、レスキュー隊員は、新しい救出技術を開発するために、常に最新の車種に慣れ親しみ、救助プロセスを見直し、トレーニングすることができる。これが非常に重要で、これは「生死を分けるトレーニングセッション」と言い換えられている。そこでボルボ・カーズは、レスキューチームの要請を受けて、さらにステップアップすることにしたのである。

 

ボルボがクルマを30mの高さから落下させるという過酷な衝突テストを実施! 交通事故時の新しい救助技術の開発に向けて

Motor fan編集部

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事故後の乗員の救助のため

今回のこの落下試験は激しい事故の後の、救助のための技術向上を目的に行った事なのである。

救命技術の向上のために極限の事故状況を作り出したという訳なのだが、それにしてもすごいと感心させられるのが、これだけの状況でありながら”乗員は生きている”という前提でテストをして、救命技術の向上を図っている事。

 

自社の商品だけでなく、車を取り巻く社会全体の安全性を追求するボルボらしい素晴らしい取り組みだと思った。
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自分自身もボルボのこうした取り組みを知ったうえで賛同し、ボルボを妻車として購入した。これを機に興味を持たれた方がいれば、是非一度ボルボショールームへ向かい、安全性への執念のような取り組みの片鱗を覗いてみて欲しいと思う。
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