1番汚れる場所だからこそ。
ヨーロッパでは靴はその人を表す等、色々な言い伝えがある。
でもこれは本当にそうだと思う。営業マンが靴を脱ぐときに、靴が汚かったり、靴底が剥がれていたり、踵を踏んで靴を履いた跡があるような人は大抵仕事も雑だ。
靴がキレイだという事は、それだけ細かい事まで気配りできるという証拠である。
花より男子のワンシーンから
花より男子という少女漫画がある。
女の子向けの漫画みたいだが、男の自分が読んでも面白い。
むしろ、大金持ちの家に育った男たちと、貧しい家庭の少女のお話なので読んでみると面白い。
はっとする事も多くある。
それで、その漫画の中でこんなセリフがある。
“とびきりいい靴をはくの いい靴を履いていると その靴がいい所へ連れて行ってくれる”
F4の幼馴染である藤堂静が牧野つくしに放った言葉である。
物語の詳細については各自見てもらう事にして、これは本当に的を得ているように思う。
常に地面と接しているため、靴は一番汚れるし傷つく。
そのポジションにある靴がキレイだったり手入れがされているのは、細かなところまで配慮が出来る証拠。
飲食店で言えばトイレがキレイ、車で言えばホイールがキレイに近い。
キレイさを保つにはこまめなメンテナンスが不可欠であるからこそ、靴がキレイなのは高評価になるのだ。
それに、いい靴を履いていると、どこかいい場所にお出かけしたくなる。
ちょっといいホテル、レストラン、いいお店など。
これらがいい所に連れて行ってくれる、という言葉につながる可能性もある。
・いい靴を履く→いい靴が似合うちょっといいレストランに行きたい→そのレストランにまた行きたいから普段頑張ろう!
・汚い靴を履く→ギャンブルをして負ける→靴底が無くなってもお金が無いからそのまま履き続ける。
このくらいの違いは出る。
ちなみにいい靴の定義だが、
自分にとっていい靴
で良いのだ。今までは買えなかったけれど、思い切って買ってみようという靴。
それで充分。
それで、普段自分の好きな物ばかり買っているので、妻に靴を買ってあげる事にした。
買ってあげたのは3足。
赤い箱を3つ持ち帰ってきた。カーテンもドアも赤だし、自分は赤が好きみたい。
箱。
これからの夏の時期にもいいかなって。
スウェードで柔らかくて履きやすいってさ。
歩きやすいは別。
横から。
自分の好みが強烈に反映しているけれど、靴選びは妻も一緒にいて一緒に選んでるから大丈夫。赤ばっかり。
もう1足はキラキラしてる靴。
妻曰く、”いつ履くのかはさて置き見てるだけでテンションが上がる”のだとか。
じゃあ買おう。
サイズもピッタリなのがあって良かった。
シンプルでキレイな形。
写真だと伝わらないのだけど、めっちゃキラキラしていてキレイ。
全体が光を反射してて、スター取ったマリオみたいに光ってる。
横からのシルエットもキレイ。
もう1足は普段は気に良さそうな靴。全部公開しなくてもいいかなと思って。
シューズボックス開いて笑顔になれるだけで買う価値あり
よく趣味の車やバイク、時計を買ったのにろくに使いもしないで、、、と罵る人がいる。使わなくちゃ意味が無いか、、、そんな事は全くない。
自宅の庭にずっと憧れていた車やバイクが停まっている、憧れた時計が、服が、動物があるだけで日々の活力になる。
楽な仕事でも嫌いな人とペアになってやる仕事は苦痛でしかない。
しかし、大変な仕事でも好きな人と2人になれるなら、サービス残業ですら少しも痛くも痒くもない。
そのくらい人は、心の影響を受ける。
毎日履くわけではなくても、シューズボックスを開いただけで笑顔になれる靴って自分にとっての最高の投資なんだ。