ホスピタリティの無さに愕然。
旅行が好きで、昨年も世の中の様子を見ながらあちこちに旅行に行っていた。それぞれホテルごとに特色があって面白いのだが、あちこち行くと期待通りにはいかず多少ガッカリするところも中には出てくる。お客さんと宿泊施設との相性もあるよね。
それで今回宿泊したペンション。ここ10年で考えても最悪な部類に入る。すべてが悪かったわけではないが、おもてなしの心が感じられない宿泊施設に再訪は100%無い。
週末の思いつきで空いてる宿を前日予約
人生一度きり!
出来る範囲でやりたいことは何でもやろう!と思って過ごしている。
それで1週間頑張ったので、週末はどこかに旅行に出かけようと妻と話していた。
色々調べたけれど時間もないので、大好きな草津温泉に決めて直前割でお得に泊まれるペンションを選んだ。それが今回のペンションヴァンベールだ。
ネット予約して当日、金曜日の夕方に出発して草津温泉まで向かったのである。
期待に胸を膨らませて。
ここだけ宿泊者がいない、、、
車をナビ通りに走らせ、無事予定時刻に着。
周囲には宿泊地がいくつもあり、金曜日の夜なのでそこまで多くはないにしろ、まぁまぁな台数がどこも駐車場に停まっている。
それで自分達の目的地のペンションだが車が一台も停まっていない。
温泉貸切で嬉しいくらいにしか考えていなかったのだが、現実はそうは甘くなかった。
極めて高圧的な態度のチェックイン説明
ペンションに入り受付で挨拶をして
『こんばんは!今日はよろしくお願いします!』というノリで行くと、まずは書類に一通りサインするように言われる。続いて車のナンバー等も記入。
発熱が無いか等の確認と。
まぁここまでは良くあるので何ともないけれど、様子が変わったのはこの後。
まず”当ペンションは飲食物の持ち込みを一切禁止している”のだそうだ。
だから、妻がバッグに入れていた飲みかけのお茶のペットボトルを受付で預けるか、館内で飲めないよう車に置いてくるように指示される。
自分は注意書きまですべて読んでなかったので、ここで初めてこのルールを知り、少し戸惑う。
厳しいな!
食べ物も菓子類も全て持ち込み禁止なのだそうだ。
それで、
”受付に預けるのか??車に置いてくるのか??どっちにするの??”
というそんな状況。
自分と妻は予想外の展開だったので驚き&少し高圧的な物言いにイラっと。
しばしペンションの人、自分&妻の3人で沈黙の後、『それじゃ車に置いて来ようか。』と妻に話し、『OK!!』と妻が答える。
それで、目線をペンションの人の方へ移すとこちらを黙ってみている。
チェックイン手続きが終わってから置いてくるのじゃダメで、今すぐ置いて来いって事ね。
ハイハイわかりましたよ。チェックインの説明を中断し、途中でペットボトルを置くためだけにわざわざ外の駐車場まで出る。それが完了するまではチェックイン手続きのその先に進めないようだ。
戻ってくると更に”持ち込みが発覚した場合はペットボトル1本につき〇円の罰金を貰いますので。”と。(1本1000円っていったっけな?)
当ペンション内の自動販売機で買ったもののみ部屋に持ち込み可能と。
お菓子類やカップラーメン、お弁当も勿論全て持ち込み禁止。
そして、”明日のチェックアウトは10時で、それを過ぎたら10分につき2000円?の罰金を払って貰いますので。”
”夜、うるさい場合は即刻出て行ってもらいますので。”
と真顔で続ける。
何か恨みでもあるのか、、、?
既にこの時点で沸騰寸前のヤカン状態になっていたが、ここで帰っても自分が損するだけだしな、と考えていた。
最後まで不愉快なチェックイン手続き&違約金の話を聞き終わり、ようやく部屋の鍵を貰って部屋に入る。
部屋に行く途中にある自動販売機。
飲み物はこのペンション内で販売する飲み物だけが許される。
札は使用不可。クレカも使えず。
近くにコンビニもなし。
フロントは夜には閉まる。23時以降外出禁止。
チェックイン時に散々言われたが、自販機にもしっかり巨大文字で貼り付けてある。
わかってるよ!!
あちこち壁にも貸しますの料金表。
こっちにも。
何てことない張り紙でも、さっきあれだけ罰金がどうとかの話を聞かされると、また金の話かとうんざりしてくる。
雰囲気的にも本日の宿泊は自分達だけだ。暗い廊下を通って部屋へ。
部屋に到着。
謎のスイッチカバー。
部屋は古いペンションとしてはまぁまぁ並。
雹人的なセットのアメニティも置いてあり、罰金云々以外は普通。
しかし、トイレ。
これはダメ。狭すぎる!!
大きい体の人、入れないかも。
プンプンしていても宿泊料は既に払っているので、楽しまないと勿体ない。
3つの貸切風呂があるので見てみよう。
ヒノキ風呂。
一部ヒノキ。
露天風呂。
窓が全開に開く。夜は何も見えず。
石風呂。一番広くて深い。
ホテルにはおもてなしを求める
持ち込み禁止がいけないのではない。
飲み物を禁止しようと宿泊を禁止にしようと、それは施設側の自由だ。それに納得して来ているのだから、従うのは当たり前だ。
しかし、もっと知らせる努力はして欲しい。
予約時に『当店は持ち込み禁止となっています。上記の件について承諾しました。』にチェックを入れないと予約が出来ないとかさ。
他のホテルではよくそういうのある。
こんな厳しいところ、来たことないから面食らってしまうよ。
まぁ、それにしても見落とした自分が悪い。
だが、今回一番がっかりしたのが言い方の問題である。
初めてきた客に対して、まるで違反の常習者のような物言いはあんまりである。GoToトラベルのキャンペーンで嫌な思いをしたのかもしれないが、そんな事は自分には関係の無い事。
他に誰も客がいないのであれば『本当はダメだけど今日は誰もいないから、ペットボトルそのままいいですよ!』くらい言ってくれてもいいじゃないか、と本心では思う。
逆の立場だったらそうするし。
文章だから冷静に書いているが、当日その場ではこの上ないほど不愉快な気持ちになった。こんな気分にされるのであれば、どんなに設備が良くても2度と来ることはない。
思いやりのない言い方にとても気分が悪くなった。
行かれる方は諸条件ご注意を。
ペンションの総合点(各10点満点の30点満点)
部屋 4 点
温泉 7 点
接客態度 -2,000,000 点