ずっと昔から言われていた問題。
現状普通車を1とした場合、軽自動車とバイクの高速道路料金は0.8。
おい、なんで基本1人しか乗らないタイヤ2つのバイクが軽自動車と同じ料金なんだ?!
ずーっと昔から言われていた事だが、今年になって動きがあった。
内容を見てみよう。
政界におけるバイクの責任者動く
多くの人は知らないだろうが、日本のバイクこそ世界に胸を張って自慢できる車両が揃っている。実際MotoGPを始め多くの二輪車レースでは、日本のメーカーが優勝することは珍しいことではない。
二輪車の技術に関してはズバ抜けたものを持っている日本なのだが、肝心な日本人にはいまいちピンと来ていないという残念な現状になっている。
日本は世界中の人が欲しがるようなバイクを数多く創り出しているのである。
そんなバイクを1人でも多くの人に知ってもらいたいと思うものの、中型二輪、大型二輪の2段階の免許制度であったり、車検だったり維持費だったり、そして何より『危ない乗り物』というイメージが強く、なかなか浸透していないのは事実である。
そんな中、2021年の4月を目標に、土日のバイク料金を半額にする新料金プランが水面下で進んでいるようだ。
素晴らしい。
政治家はマスクを作る指示くらいしかできないと思っていたのだが、こうした素晴らしい仕事をしてくれている方には心の底から感謝である。
今回中心になって動いてくれているのは、自民党の衆議院議員である逢沢一郎氏。
概要をまとめると以下のような事をしようとしてくれている。
逢沢氏の言葉だ。
バイクの高速道路利用の状況を見るとやはり土日祝日が非常に多い。
また、日帰りが圧倒的に多いというデータに着目して、国交省と道路会社と我々PT、議連の間でこの土日祝日の日帰りの新たなツーリングプランと言っていいでしょうか、これを実現するべく努力をしている段階です。
今までのツーリングプランは定額なんです。
新たなツーリングプランがこれまでのと違うのは、最終的に登録車1、軽自動車0.8に対して0.5を目指すという意味合いからして、定額に対して定率を導入することです。土日祝日日帰りで定率。
また、ツーリングプランは範囲がありますよね。これを全国どこから乗ってもどこで降りても自由だと。ということを初めて実施しようとしている訳です。そこが大きなポイントになります。
自民党オートバイ議員連盟と自民党二輪車問題対策プロジェクトチーム(PT)の座長
バイクの高速料金が普通車の半額に!? 2021年4月から新料金プラン実現に向け調整中
ベストカーWeb
ツーリングプラン時代から少しずつ動いていた
今までも区間限定でツーリングプランがあった。
しかし、指定区間が自分の行きたい場所と違ったり、首都圏発でないと有効でなかったりして、自分自身も一度も使った事はなかった。
これが場所を問わず土日ならどこでも半額にする、という動きなのだそうだ。
実は今までのツーリングプランを作っていた時代からも、こうした方向に持っていくための下準備をしていたのかもしれない。
バイクは駐車スペースも取らないし(駐車場1マスに4台位停められる)、軽いので道路に対する負荷も四輪に比べれば僅かだ。
なのになんで軽自動車と同じなんじゃ~!!!
こうした声が届いた結果の動きともいえる。
高速道路料金が半額になれば、特に長距離走った時の差は大きくなる。
概要を求めると以下のようだ。
・二輪車限定の高速道路定率割引を実施
・普通車を1とした場合、軽自動車は0.8、二輪車は0.5を目指す
・土日祝日限定
・日帰り利用を想定
・全国どこでも乗り降り自由
・実施期間は2021年4月から
・実施期間は通年
・ETCの利用と事前の登録が必要
・従来のツーリングプランも継続して実施
とても良い流れなので、是非ともうまく行くことを期待したい。