憧れの機械式時計購入までの経緯。
世界三大時計の1つ、ヴァシュロンコンスタンタンの時計を購入した。
腕時計なんて全く興味がなかった自分がどうして機械式時計を購入したのかなど、今回は時計の購入に至るまでの事を書いてみる。
銀座を徘徊していた時の偶然
もともと、腕時計には全く興味がなかった。
家族や知り合いに時計好きがいるわけでもないし。
スマホがあるのにどうして腕に時計などつける必要があるのだ、邪魔だし、、、。
ずっとそう思っていた。
そんな自分が機械式時計に興味を持ったのは実はけっこう最近の事。
遡ると2016年1月の出来事である。
どうしてその時、銀座など徘徊していたのか覚えていないのだが、ポルシェセンター銀座に行っていてその帰りだったような気がする。
その後、取引先にお土産でも買って行こうと思い向かったお店の近くに、このヴァシュロンコンスタンタンのブティックがあった。
ブティックの中に入れてもらった
最初は長い名前が読めず、洋服かなんかのブランドと思ったくらい時計知識ゼロ。
でも、通りからも見えるショーケースには、控えめだけどものすごく美しく光る時計が数本。
足が止まった。
腕時計を見て足が止まったのは初めての事。
すごいキレイな時計だな、と思って見ていたらブティックのドアが開きスタッフさんが
『良かったら中で見てみませんか??』
と声をかけてくれた。
これが自分とヴァシュロンコンスタンタンの出会いである。
ちなみに以下のペリエと時計の写真はずばり当時の、そのもの写真である。
携帯に残してあった。
飲み物を頂きながら、ヴァシュロンコンスタンタンは1755年創業の、一度も経営が途切れた事がない世界最古の時計ブランドであり、世界三大時計ブランドである事も教えてくれた。
時計通の人であれば当たり前の知識かもしれないけれど、自分にとっては初めて知る事ばかりで興味津々。
1時間から2時間くらい話をしてくれてホントに感謝。
一番うれしかったのは実際に腕時計を試着させてくれたこと。
上記の写真は2016年当時の写真。
腕にのせてみると、派手ではないが本当にキレイで、うっとりするような魅力があったことは、今でもよく覚えている。
2016年当時は、ブティック内にあった最安の時計で224万円。
展示してある時計は800万円とか、5000万円とか素人の自分には理解できない価格であった。
2日に一度、リュウズを回してあげなきゃ止まってしまうような時計が200万円からだと、、、?!
しかも時間はズレる、、、。
ただ、当時から車好きで丁度フェラーリの360も所有していた時期だったので『無駄なものに手間や時間をかけられるのは贅沢な事』という事は肌感覚でわかっていた。
きっとこの時計もその類のものなのだろう。
実用性は無くても、歴史があり何より最高に美しい。
それが一番の魅力なのだろうと思った。
2020年時計熱が再燃し、ヴァシュロン購入の意志が固まる
時が進んで2020年、いよいよ自分も時計を購入したいと思うようになってきた。
以前行ったこの銀座ブティックに電話して在庫について訊いてみた。
第①候補から第④候補まで電話で伝えた結果、なんと
全て在庫なし。
しかも、自分が希望するそれらの時計は全て
次回入荷未定。
なんてこった。。。
前回の車に引き続き、時計も買うなって事なのか?!と思いつつ電話切る。
ガッカリして他のお店の在庫を調べていたところ、ヴァシュロンコンスタンタンの限定モデルであるシャンベランを発見!
デザインも初めて自分が試着させてもらった時計に近く、クラシカル。
そしてシンプルなデザインで、裏はシースルー。
久しぶりに『これだ!!』と思い、お店に状態等を問い合わせて確認して即決購入。
過去の経験から悩んで買ったものは後で必ず飽きる。
自分の中に電流が走ったこれなら間違いないはず!
ついにヴァシュロンコンスタンタンが手元に。
文字盤はアイボリーのシンプルな2針モデル。
写真はアップで撮ってあるけれど、本物はこんなに大きくない。横幅なんて36mmしかないので、よくこんな小さい物に手彫りしたなと思う。
部屋が静かだと時計が動いてるときに『カチコチカチコチ、、、』と音も聞こえる。
とても良い雰囲気だ。
今回は良縁あってこうして手にすることが出来た。
タイミングが合えばブティックでも購入したいと思ってる。
機械式時計に興味を持つきっかけをくれた時計ブランド、ヴァシュロンコンスタンタン。
人生で初めて購入した一本を同社の時計にすることが出来て幸せだ。
これからも大切にしていきたい。