小さな心遣いに心打たれる。
ようやく梅雨が明けたら今度は秋雨だろうか?
連日雨が続いて、外構の作業は進まず。
台風も来るので、建物になったガレージにバイクをしまったのだが、、、。
バイクの盗難対策
バイクの盗難はすごく心配である。
お金は勿論の事、自分が好きで二度も購入したバイクが、よくわからない人たちのお小遣いに変身するのは気分が悪い。
こうした盗難が、たまにではなく結構良く聞く話だからタチが悪いのである。
某サイトを見ても、BMWのS1000RRは盗難される車両の上位にあるそうだ。気を付けないと。
そんな訳でS1000RRは家の裏にカバーと極太チェーンを巻いて、コンクリートに埋め込んだアンカーに固定してある。もともと家は通り沿いではなく、かなり奥まった場所にあるので、多くの人の目にさらされる場所ではない。
そして、しばらくしてガレージの建物が屋根も付いて、雨風しのげる状態になった。
さて、今度は台風対策。
工務店に相談したところ、ガレージ内にバイクを停めておく分には問題ないと。ありがたく、ガレージ内に移動したのだ。
まだ資材が置いてあるので邪魔にならないよう最奥部に停めておくが、自分のガレージが完成に近づいていることを実感して嬉しい。
最近はガレージから出せない事もあり、全く乗っていないS1000RR。
たまにはエンジンをかけて動かしてあげたいのだが。
実はこれが今回の話に繋がる。
S1000RRを出せない&出しづらい一つの理由がコレ。
駐車場とガレージの段差。
実際完成時にはもっと差はなくなるのだが、現状写真で見る以上にガッツリと段差がある。そして、駐車場部分が柔らかい土なので沈む。
ここがデンジャラスゾーン。
オフロード車であればなんてことない段差も、S1000RRでは恐怖なのである。
あと、手前に養生用の発泡スチロールが置いてあるのだが、ガレージに初めて移動させた際にこの部分を破壊してしまった。
大工さんは”養生だから大丈夫!”
とは言ってくれるものの、建築中の建物に無理行ってバイク入れさせてもらって、しかも養生してあるものまで壊したのでは、ジャムおじさんではない、ただの邪魔おじさんである。
だから、ガレージ内に入れて以来バイクは出していないのだ。先日、そんな話を休憩時間の現場監督さんに話してて、
”ガレージが出来るまでもう1~2カ月間の辛抱だから乗らずに待ってますよ”
と自分が話していたのだ。
数日後のある日曜日
雨が降る中、今日は外構工事は休みなのに外でかすかに何かを作る音が聞こえる。
誰か近所のお家が、日曜大工でもやっているのだろうか。
そう思って、窓から覗いてみるとハチマキした現場監督さんが、こんなものを作ってくれていたのである。
慌てて挨拶しに出ると、
『これでバイクも少しは出し入れしやすくなるかなと思って。』
と、工事期間中もバイクを出し入れしやすいように、スロープを手作りで作ってくれたのである。
本当に嬉しかったので、飲み物以外にもお礼で手間代を払おうと持って行ったのだが、受け取ってくれない。
『いやいや、そうやって自分にくれようとした気持ちだけでもう充分です!!大丈夫ですから!』
何度も渡そうとしたのだが受け取ってくれない。
ホントに嬉しい。
そして優しい。
少しでも段差をなくすため、薄い板を接地面にかましてある。
ネジはタイヤにあたりそうな場所を避けて、なるべく深くまで入れておいたと。
こっちのネジも深め。
板が動かないように杭も。
前からいい人だなぁ、と思っていたのだけど今日はホントに感動した。
ガレージが完成するまであと1カ月から2カ月の事だけど、そのためにこうしてスロープを作ってくれたのは感謝。
優しさに感動した雨の日曜日だったのです。