メタルと言えばこのアンプの壁。
自分自身、15歳ころから音楽に興味を持ち始めて、もう高校生になった頃には音楽バカになっていた。いや、頭の音楽はいらない。
ただのバカだ。
学校で軽音楽部に明け暮れていた、、、とかそういうのとは違って、音楽に没頭し過ぎて学校へ行くことを忘れていた日々が続いていた。
そんな頃は知りもしなかった事である。
引越しに伴う片付けの最中に出てきたアンプヘッド
自分自身、重度の音楽バカのため、若かりし頃に地元の長野県を飛び出し、東京でミュージシャンとして生活していたのである。その東京行きがきっかけで、向こうで見たスーパーカーに感銘を受けて、今の車バカになってしまったのだが、、、。
当時使っていた物も、ほとんど使わないものは処分してしまったが、相変わらずアンプヘッドや当時のオーダーメイドで作った衣装(バイクウェア専門店浅草かどや製)、愛用のギターは持っている。
アンプヘッドはスピーカーが無いと音が出せないので(デスクトップPCの本体とモニターの関係)、せっかく家も前より広くなったし、音が出せるようにスピーカーキャビネットでも買おうかとネットで検索していた。
そんな時に偶然、この事実を知ってしまったのである。
10年以上前の筆者の写真。
引越し時に出てきた。
写真のリストバンドはフェイクではなく、ハンドメイドの鉄製スパイク。この姿でライブ会場まで行くこともあったため、過去に受けた職質の回数は80回は超える。
リストバンドが重すぎて(片腕2kg強)、通常時の20%の実力しか発揮できないデメリットがある。
当時は演奏のため、全国あちこちに行っていた。
ハーレー雑誌のVIBESの方々には懇意にしてもらい、VIBES MEETINGも2回ほど演奏のために参加している。(山口と新潟)
雑誌に①ページ記事を書かせてもらったこともある。
24歳の時のいい思い出。
こんな人生全て音楽漬けだった生活も、無理な生活がたたり、体調不良で続けられなくなってしまった。それで紆余曲折を経て現在に至る。
アンプの壁の真実
話が随分とそれてしまった。
アンプの壁とはこの上記の写真の事である。
コンサートではこのようにアンプが山積みになっていることにより、視覚的にも迫力を伝えてきて、この業種の演奏者みんなの憧れであった。
しかし、実際ライヴハウスレベルでもこのアンプからの出音だけで演奏しているところは少ない。
アンプから出した音をマイクで拾い、それをPAで拡大しているのだ。
全ての楽器を同様にすることで音量のバランスを一括で操作することができ、聴きやすい環境を作ることが出来るからだ。
だから、こんなにアンプが山積みになっていても、実際に音が出ているアンプは1つだけだろうとは前からずっと思っていた。
実際、映像や拡大した写真を見ると、アンプの音を拾うためにマイクをアンプ前に立てるのだが、立っているマイクは1本もしくは2本である。
あとは見た目のためだけに積んであるだけで、音の出ていない”本物のアンプ”だと思っていたのだが、、、。
実際は違うようだ。
↓
ハリボテかよ!
ステージ裏から。
1人で爆笑してしまった。
でもまぁそうだよな。
音も出さない巨大なアンプを、これだけ見た目のためだけに用意するのって、容易なことじゃないもんなぁ。
過去に二段積みのアンプを二列で使った事はあるが、当然本物だったのでこれらも音を出していないだけの”本物のアンプ”かと思ったのだ。
いやぁやられたぜ。
いくつになっても知らない事があって面白い世の中。
家にあるアンプヘッドにはハリボテではなく、本物のスピーカーを買うつもりだ。
参考
ハードロックバンドのマストアイテム「マーシャル・アンプの壁」に隠された真実
Daily News Agency