ついに来たか、、、。
コンセプトモデル発表当時から、世界中を笑いの渦に巻き込んだ(失礼)BMWの新型4シリーズクーペ。今か今かと待っていたが、ついに6月3日に正式に発表された。
個人的にフェラーリローマと同じか、それ以上に発表を心待ちにしていた車ではある。
コンセプトモデルと変わらない大きさの鼻の穴を携えて登場した新型4シリーズ。まずは6種類のパワーユニットでスタートするようだ。
マキバオーに似ている
自動車のスペックや装備については自動車専門誌に任せ、ここではグリルに関する私見と車の概要について残す事とする。
日に日に拡大の一途を辿ってきたBMWのキドニーグリル。
しかし、ここで想像を一気に超える拡大路線で攻めてきたのが、今回の新型4シリーズのコンセプトモデルにて。
何にせよ、新しい事をすると必ず批判される。
しかし、批判されたものが後になって受け入れられて、未来では当たり前になる事だってある。
自動販売機のお茶がいい例である。
自動販売機が普及し始めた当初のラインナップは、清涼飲料水や炭酸系の飲み物が主流だったそう。
今ではどこの自動販売機にも必ずあるお茶も、『なぜ自動販売機でわざわざお茶?!』と否定的な見方が多かったのに、それが現代社会では御覧の通りだ。
新しい物や新しい事に人は抵抗を覚えるのは、心理学でも実証されている。
だからと言って、新しい取り組みが全て残り続けることもないので、こればかりは未来になってみないとわからない。
個人的にはこの巨大グリルは、全く新しい解釈のBMWとしてみれば、これは有りなのではないかと思う。フェラーリのF8トリブートなどでも、過去モデルのオマージュと言われても『まぁ、、、確かに言われてみればそうだけど、、、』と個人的には思った。
確かに過去の面影はあるものの、もはや全く別物。
言われてみれば、このエンジンルーム上のデザインはF40だ、とそんな感覚に似ていると思う。
新型4シリーズ。
とにかくグリルが大きすぎて、他のところの変更に気が付かないほどの、インパクトはある。
早速自分のところにもDMが来ている。
”俊敏性と人目を引くパフォーマンスが、アドレナリン・レベルを飛躍的に高揚させます。”
という一文があるが、人目を引くのはパフォーマンスではなく巨大グリルだろう。
NEW M4が発表されていない今、上位モデルのM440i xDriveのスペックは以下の通り。
BMW M440i xDrive クーペ主要諸元
●全長×全幅×全高:4770×1852×1393mm●ホイールベース:2851mm
●車両重量:1740kg
●エンジン:直6DOHCターボ
●排気量:2998cc
●最高出力:374ps/5500-6500rpm
●最大トルク:500Nm/1900-5000rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FR
●最高速度:250km/h
●0-100km/h加速:4.5秒
※欧州仕様
本文中の写真、諸元はMotor Magazine より
欧州での発売は今年の秋から。
という事は日本に上陸するのは来年になってからだろうか。
またディーラーが倒れるほど、莫大な量の新型4シリーズが日本に送り付けられてこないか心配ではある。