マイカーなのだ。
自分の足車として活躍しているアウディのA3は2016の12月登録。
制度上の問題なのだが、12月登録って1カ月経つともう『1年落ち』になってしまうので、損な登録年月日だと思うのだがどうだろうか。
それはさておき、この車に3年5万km乗ったことでかなり突っ込んだレビューが出来る。
普段の上等なアシ車
ドイツ車はいわゆる『普通の車』でも日本製スポーツカー並の走りが出来るほど走りがよい。普段2000ccの日本車に乗っている人が、1000ccしかないワーゲンのポロに乗って、その速さに驚いていたこともある。
このA3、1400ccの122馬力だが実際にはそれ以上あるのでは?と思えるほど快速でなのだ。スピードを求めている人にはスタンダードモデルであるが故、満足させるほどでもないだろう。しかし、普段の通勤通学や買い物に使うのがメインであれば、これだけあれば何もいらないというほどの懐の深さがある。
まずエクステリアだが地味だ。派手なところがどこもなくシンプル極まりない。だから飽きが来ない。そして塗装がキレイで、以前当て逃げされた時も板金屋さんに『さすがアウディは塗装が厚い!国産車だったら塗装の地の部分まで傷になってしまうよ』と言わせるほどである。
それが全車標準なところが素晴らしい。
インテリアもシンプルで車内の静粛性はかなり高い。またスピーカーの音は純正でもいいので、静粛性の高さと相まって音楽を堪能しながらのドライブは至福の時間である。
上位モデルのバング&オルフセン搭載のモデルも検討したが、ぶっちゃけ音は変わらなかった。(比較したのはS3セダンのバング&オルフセンサウンドシステム搭載車両)
エアコンも良く効き、静かで快適で音が良く、燃費も良い。夏や冬にエアコンをガンガンつけて13km/l前後、それ以外の時期で高速道路や幹線道路メインなら18~20km/lほどは走る。
燃料はハイオクだが、特段問題はなし。
バックの時、日本車のようにピーピー言わないので静か。
無音で下がる。
洗車し終わって水分を拭き上げただけの状態だ。
塗装のキレイさが伝わるだろうか。
A3の悪いところ
お気に入りの一台だが悪いところもある。
これはA3単独の問題ではないのだが、純正のMMIナビが使いづらい。特にナビの使いづらさは相当なものだ。直感的に操作もしづらいので慣れるまでに時間がかかる。
また、高速性能を高めるためか車高が一般的なコンパクトカーに比べて低い。
安全性重視のためドアも分厚く、重たいので開け閉めによいしょ!と力がいる。守られている感じがして好きだけどね。
普段A3にに乗っているので、時々日本車に乗り換えると不安になるほどドアが薄く、軽い。
また、これも安全性のため窓が日本車に比べて小さい。乗員を囲む鉄板部分のウェイトが大きいため、日本製コンパクトカーに比べて視界が良くない。
ただしこれも時間の問題で、慣れてしまえば全く問題ない。
このモデルだけかもしれないが、運転席助手席の左右で温度を変えられるタイプのエアコンだが、『シンクロ』がないため同じ温度にしたいときは個々に設定する必要がある。
これは良くない。
また走り出してしまえば快速なのだが、発進して3秒ほど非力な瞬間があり、信号が変わってやや緩慢にスタートしていくのが非常に勿体ない。
これは日本仕様に合わせたECUの仕業かもしれないので、チューニングで直る可能性もあるが。
室内のプラスチック類の質感は高く安っぽさが全くない。またクリック感も全てに有り、どのボタンを触っても『カチッ』と気持ちいい音がする。
聞くところによると、アウディはこの操作時の感覚や感触を担当する部門があるらしい。
スイッチ類の隙間も小さく、精度が高い事がわかる。
後ろから見るとおにぎり型。
走るおにぎり。
ブレーキもよく効くし走りも良い。サイズも丁度良いので持て余すことがないし、普段1人~2人の乗車がメインなら狭いと感じることもない。
迷っている人がいれば是非ともお勧めしたい良くできた車である。
ちなみに5万km走行でのトラブルはゼロ。
故障修理には何もお金かかっていない。(当て逃げ除く)
ちなみに以前乗っていたエクストレイルは隙間風が最高に寒かった、、、。
A3は当然そんなことはない。
俺は大体1年から3年位で飽きて乗り換えることが多いのだが、この車にはまだしばらく乗ろうと思う。