BRZが受注終了から新型へ。
発売した当初は多くの若者にスポーツカーの楽しさを気軽に味わってほしい、という思いがあったと聞くBRZ。結局蓋を開ければ若者に300万円からの車は高すぎて買えず、50代以上の管理職クラスの人ばかりが主な購買層だったともきいた。
そんなBRZの現行モデルもいよいよ注文受付終了のアナウンスが流れた。
BRZは日本で購入することができる数少ないスポーツカーの一つ
個人的にBRZの運転感覚は興奮を覚えるような類のものではなく、好きなタイプではない。しかし、この車には『スポーツカーとは、車とは、操ることの楽しさとは』そうした根源的な要素が多く詰め込まれている。
勿論価格帯をこのレベルに抑えるために、想像を超えるような努力があったことも事実だろう
。
以前BRZの試乗記も書いているのだが、とがったところが何もなくセカンドカーではない、ファーストカーとしてどこへでも乗っていける懐の深さがある。
後席は狭くても一応4人乗りなので、緊急時にわずかな距離であれば後ろに乗っている大柄な成人男性でも、乗車に耐えられるだろう。
7月20日で受注終了し、新型は2021年、つまり来年に発売予定だそうだ。
BRZ自体がなくなってしまうわけではないため、そこは安心して大丈夫だ。
この新学期や新社会人が増える4月頃、初心者マークを貼ったBRZを見ると嬉しく思うのは自分だけではないだろう。
今の日本にとってはとても重要な存在だ。
レガシィB4は国内での歴史に終止符
そしてもう一台、レガシィは6月22日をもって国内モデルの生産は終了になるようだ。
地味ながらもいい車を作り続けてきたスバル。こうして看板車種がなくなっていくのはどこか寂しい。
ベストカーのweb版でも紹介されている。
レガシィB4は、2020年6月22日(月)をもって注文受付を終了する。
もちろん、生産予定台数を上回る注文があった場合は、期限前に受付を終了する可能性もあるという。このため、現時点では、好みの仕様を注文することが可能だ。
すでに米国では、新型が投入されているレガシィB4だが、残念ながら、日本への新型の投入の予定はなく、国内での31年にも上る歴史に終止符を打つ。
この苦渋の決断の陰には、日本市場での国産セダンの低迷がある。現行型ではバリエーションを絞り、上級セダンの道を選び、生き残りをかけたが、状況が好転することはなかった。
ベストカーweb
WRX等すばらしい車を作り続けてきたスバル。
今後も車好きが喜ぶモデルを出していって欲しいと思う。
東京スバル公式より