バイク乗るには一年で一番良い季節。
ついに、いやようやく緊急事態宣言が出た。
リアルタイムに首相の発表を聞いていたが、キレイな場所を抑えて発表用に飾って、登壇前に写真撮影に応じている姿はあまり緊張感のないものだった。
会見を聞いて一番に思ったのは『話が長い』ということだった。
過去の歴史でも歴史的な異常事態の一つ
俺は高校時代は日本史専攻ではない。だから日本史はよくわからない。
世界史を選んだのだが、授業にあまり出ていなかったため、(出ても聞いてなかった)日本以外の歴史もよくわからない。
歴史で分かることと言えば、1947年にイタリアのモデナ近郊でエンツォ・フェラーリがフェラーリ社を創業したという事だけである。
そして少なくとも自分自身が生きてきた30~40年近い年数の中でも、こんな大々的に広がるウイルスは初めてだ。
本当に異常事態だと思う。
政治的な事に関してはそれぞれみんな思うことがあると思う。
俺はそこには触れず、3密を避けた孤独ツーリングに出ようと思うぞ。
バイク乗りは孤独か?
多くはないが昔訊かれたことがる。
『1人でバイク乗っていて寂しくない??』
これは非常に深い議論を誘発する議題である。
個人的な見解だが、寂しさを感じたことは一度もない。
なぜだろうか。
2つほど持論を述べる。
①バイク乗り同士、出先で知り合うことができる
四輪車にはほぼない事だが、(一部の趣味車は除く)バイクは趣味性が高いというか100%に近い趣味の乗り物なので、バイクを介して友達を増やしやすい。
バイク乗り同士はすれ違う時に手を振ってすれ違うことがある。
こうしたフレンドリーな文化が根付いている。
今いるバイク仲間も路上で知り合った人たちだ。
そうした出会いがあるからこそ、寂しさを感じないという面は確実にある。
大雨の日に正面から走ってきた見ず知らずのライダーが手を振ってくれた時など、『こんな天気だけど気を付けてお互い頑張ろう!』という思いが伝わってくる。
②スキーやスノーボードのように自分自身と自然との対話になる
社会の中で生きている我々は必ず人と接することになる。良い事もあるが、そればかりではないのが悩みの種だ。
そんな時、すべての束縛から解放され自分の手足のように動かせるバイクで自由に駆け抜けるのは至福の時間だ。
勿論、複数で出かければそれも面白い。
でも、一緒に走る人がいないから毎回1人で走っている人だけではなく、1人で走る方が自分のペースで走ることができて好きという人も多い。
頻尿のおじさんと一緒にツーリングへ行くと5分に1回コンビニによる羽目になる。
さて自宅からほど良い距離にある道の駅、川場田園プラザに到着した。
グンマー県でも屈指の人気のスポットで平日でも賑わっているのだが、緊急事態宣言が出た翌日はガラガラと言っていいほど空いている。
バイク乗りが6名と車は50台ほどだろうか。
利根沼田望郷ラインの沿線沿いにあるのだが、この道は最高に走りやすく距離も長いのでお勧めだ。
バイクを停めて施設内を見てきた。
今日は平日ではあるが、通常であれば閉館間際でももっと人がいるだろう。
仕方ないし、感染防止のためにはいいことだが道の駅は寂しい感じになっている。
到着した時間は12時30頃でまさにお昼時である。
数百席ある店内外の椅子とテーブルは誰も座っていない。
頭にタオルを巻いたラーメン屋の店員さんが券売機を磨いていた。
小休止した後に再度出撃。
途中交通量も少ない道にバイクを停めて畑を見ると無数の穴が!
何かいるのかな?
指を突っ込んでみる勇気はなし。
何かいる??
昔保育士をやっていた頃はこうして子どもたちと自然の変化を見つけて歩いていたものだ。原点に返った気持ちになった。
うちの周りは少し走ればこんな信号のない道がたくさん。
音速で駆け抜けるのも悪くはないが、安全運転で季節を感じながらのんびり流すのも楽しい。
そろそろタイヤ交換しなくては。
バイクのタイヤはクルマに比べて割高&寿命が短いのでお財布が痛いが、命には代えられないので仕方ない。
今度バイク用品店に見に行ってみよう。