i8は良かったが。
何か新しいことを始めようとすると必ず反対勢力が現れる。
しかし、新しいことに挑戦した人がいるからこそ、今の世の中の当たり前があることも事実だ。
俺はそうした足を引っ張る勢にはなりたくないのだが、その”新しい事”の内容によっても、当然反対の有無は変わるので難しいぞ!
BMWが電動化を加速
F1のV6ターボ化はここ最近の変化でもっとも最悪な変更だと思っていたが、2014年からV6ターボエンジンへと変わって6年。今の心境はどうか。
全く変わらず最悪なレギュレーション変更だ思っている。
FIAは痛くも痒くもないし、どうでも良いのだろうが、その規約変更によって必ず毎年観戦に行っていた熱烈なファンをここに1人失ったぞ。
自分のF1のイメージはあの耳をつんざくようなサウンドだ。
その音が聴きたくて、鈴鹿のF1グランプリが終了すると『また来年もこれるように仕事を頑張ろう!』と思ったものだった。
自分にとっての人生の活力である。
2013年までのF1は。
モータースポーツは好きなのだが、音に魅力のないF1には興味ない。
だから目下、最大のF1の楽しみはフェラーリレーシングデイズで走る往年のフェラーリF1マシンだ。
そんな中、昨今の自動車電動化の流れの中でも業界のトップ集団で走り続けるBMWが、2021年から電動化をさらに加速させるという発表をした。
BMWといえば
①駆け抜ける喜び
②他社よりも早い電動化への取り組み(i3やi8など)
③過剰ノルマ
が俺のイメージである。
以下がレスポンスがまとめた概要だ。
BMWグループ(BMW Group)は12日、2021年から、現行のパワートレインのバリエーションの最大50%を、順次廃止すると発表した。
BMWグループの今回の発表は、電動化を加速させるのが狙いだ。同社は2021年末までに、EVまたはプラグインハイブリッド車(PHV)を100万台以上、販売する計画。その過程で、BMWグループは新型EVを5車種、市場に投入する。
具体的には2020年内に、フルEVとしてBMW『iX3』を発売する。2021年には、新型EVのBMW 『iNEXT』や『i4』を投入していく。これらすべてに、BMWグループの第5世代の電動パワートレイン技術が搭載される。
BMWグループは2023年までに、25の電動車両を発売するという目標を掲げている。25車種のうち、半分以上はフルEVとなる予定だ。残りは、PHVやハイブリッド車になる。
レスポンス
BMWの作る電気自動車は一日の長があるが、、、
以前BMWのi8に試乗させてもらったことがある。
i8の 感想としては想像よりもはるかに良かった、というのが正直なところ。
電気自動車なんてもっとつまらないものだと思ったが、そんなこともなかった。
ただし!
手放しで喜べるわけでもない。
俺は偽物や〇〇風が嫌いだ。
例えお金が無くてもスポーツカー風の車を買うくらいなら、努力してスポーツカーを買う。
i8の排気音はBMWの6気筒エンジンのサウンドがスピーカーからアクセル開度に応じて流れるという作りだった。
完璧に6気筒”風”じゃないか!w
それでお値段が2000万円ほどもするのだ。
本物のV8ツインターボのM5がそれ以下の金額で購入できるのに。
BMWのMのエンジンは大変すばらしい。
エンジンをかけた瞬間に普通のエンジンではないことが素人にもわかる。
本物だからこそ伝わる迫力だ。
そのサウンドをスピーカーで再現したi8は、やはり自分のような古いタイプの人間にはまだしっくりこない。
それならばM5のV8ツインターボをi8に積んでほしいと思ってしまう。
電動化は止められない流れだろうが、エンジン音の迫力なんかに魅力を持っている我々には、まだ喜んで受け入れる準備は出来ていない。