腹が減っていればなんでも旨い。
出張と言っても日帰り出張がほとんどで、泊まりで出かけることは実はほとんどない。
宿泊を伴うときは大体はお楽しみの旅行だったりするので、その際は少し良いホテルを取ることが多い。
個人的に何となく避けがちなビジネスホテルなのだが、久々に泊まってホテルも進化しているなと思ったことがある。
ビジネスホテルの良い点
出先で宿をとる。
その際にビジネスホテルを選ぶ理由は何だろうか。
俺はもう一点、【価格】に尽きるのではないかと思う。
部屋は狭くても寝るには十分なスペースがあり、古い民宿にはないかもしれないネット環境も整ってて、現代の生活に必要なものは大方揃っている。
パソコンの貸出だってある。
それにビジネスホテルは街中にあることが多いので、コンビニやスーパーが近いことが多い。そして何より安いのだ。
旅行や仕事で来ていれば宿泊費を抑えることで、別のところに予算を割くことができる。これが最大のメリットだと思う。
ビジネスホテルの悪い点
反対にビジネスホテルの悪い点はなんだろうか。
これはいくつかあるが、個人的に嫌なところはこの3つ。
①壁が薄く音が煩い
上下左右、結構音が気になることが多い。
トイレの音や扉の開け閉めの音、酷いところになると隣室のくしゃみまで聞こえてくる。
②ユニットバスが多い
好きな人は多くはないと思うのだが、俺もユニットバスは好きではない。
トイレとシャワーに基本的には同時に入れないし、シャワー後は湿気が凄いし、お風呂をためるか体を洗うかどちらかしかできない。
③トイレが小さい
実は一番嫌なことかもしれない。
トイレが小さい。ホントにビックリする位小さいトイレが少なくない。
アメリカ人のユーチューバーが”日本のビジネスホテルのトイレは男性の場合、便座が小さくてモノが中に納まらないし、足が邪魔でトイレのドアを閉めることもできない”と言っているシーンを見たことがある。
笑い事ではなく日本人でもあり得る。
発展を感じた部分
今回泊まったABホテルの朝食では味噌汁のレードルがユニバーサルデザインになっていた。
俺は左利きなので、よくある右利き用のレードルでは、細く注ぎやすくなった先を使えない。反対側で注ぐことになる。
別に慣れたことではあるが、今回のホテルでは右利きでも左利きでも使いやすいよう、両側が注ぎやすいデザインになっていた。食べ放題の飲食店でもこのような対策がされていないところはある。
また部屋にはタオル等は勿論、加湿器もドライヤーもLANケーブルも無料wifiも標準装備だ。当然寝間着もエアコンも付いている。
これに朝食や夕食の無料サービスまでついて2人で泊まれば、1人当たり5000円未満だ。
サービスは今までよりも良くなっているのに、価格は下がっている気がする。
提供側は大変だろうがここまでコスパが高いと普段、ビジネスホテルを利用しているお客さんは高級ホテルなど必要ないだろう。
車と同じでターゲットとしている層が違うのだろうが、ゆっくり広い部屋とトイレで休息したいと思う反面、この値段でここまでつくのならビジネスホテルにしようと思わせる業界の発展ぶりを身に染みて感じてきた日だった。