大工さんってかっこいい仕事だよなぁ。
飛行機事故や船の事故で無人島に流れ着いたとき、大工さんなら知識と経験から住居を作ることができるだろう。お医者さんなら症状を見て、適切な処置をすることができる。
俺の本業である保険業はその場合、なんの役にも立たん。
大工さんの真似してトンカチ持って釘を打てば、釘を打たずに股間を打って泡を吐くのが関の山だ。
どんな家を建てるか考えた時に一番大切だったこと
約一年前から家づくりの構想が始まり、どんな家にするか考えていたっけ。
ハウスメーカーの集まる住宅展示場見に行ったり、雑誌を買ってどんなお家がいいか考えた。当初いいなと思ったのはモダンの最前線を行く家。
高級ホテルのようにダウンライトを多く使って、モノトーンにしたらカッコいいと思っていたが、欠点が一つ。
最先端だからカッコいいものは絶えずアップデートを要する。
それに、いまカッコよくても数年後には『あんなん流行ったよね。今はダサいけど』となりかねない。ルーズソックスを始めガングロギャルを最近見ないのも、長く住む&使うものを当時の流行りで決めることの危険性を物語っているようだ。
ということで却下。
そうすると他に好きなのがアンティークな家。
古くからある『良い』とされているものは今後も良いとされ続ける可能性が高い。理由はそう思われている実績があるからだ。
日本各地の神社仏閣を始め、海外の教会然り。
俺は宗教家ではないが、それらの建築物を見ることは大好きだ。
それで新しいお家だけど、時間がたっても古っぽくならない『初めから古っぽい家』を建てることに決めたのである。
差し入れはコーヒーかお茶か、、、
俺はコーヒーは好きではない。
理由はみんな飲むからだ。
何処へ行っても出てくるのは必ずコーヒーだ。完璧に市民権を得た飲み物と言える。
きっと日中に行けば大工さんが1人か複数名いると想定し、感謝の気持ちを込めて飲み物位持っていこうと思う。
それで、お茶か紅茶かコーヒーかを迷い、コーヒーを3本ほど買って持って行った。
現場に到着すると大工さんはおひとり。
気さくな大工さんなので色々話をしてくれた。その際にコーヒーを渡して、今日はコーヒーを買ってきたけれど好きな飲み物はありますかときいてみた。
すると
『俺はお茶が好きなんだよね!コーヒーは滅多に飲まない』
だそうで。
俺の中でレアケースでびっくりした!
自分以外の日本人はほぼ全員コーヒー好きなのかと思っていたからだ。
妙に親近感を覚えて20分くらい話をした。(大工さんは作業をしながら)
仕事の事や保険の話、建設業界の話や旅行の話など。
一番大変な作業は今日行っていた床張りだそうだ。何とか2月中に内装全体が形になればいいが、、、と話をしていた。
感謝!
邪魔にならない程度にまた覗きに来てみようと思う。