多少、民間療法的な。
何でもかんでも専用品を買わなくてはいけないという事はない。
だがしかし、専用品がいいことは間違いないだろう。
何か手頃のなもので代用できないか、と考えるのは人類の知恵でもある。
革製品のお手入れにワセリンは有り?無し?
諸説あるが、結論から行って俺は問題ないと思う。
その自分なりの根拠を説明すると、
①人肌に使っても大丈夫なものを革靴に使ってダメなはずがない
業務用の、強力な油汚れを落とす洗剤で体を洗うのは危険だ。
必要な脂まで根こそぎ持っていかれる。昔、油汚れに強い食器用洗剤で頭と体を洗っていたことがあるが、ホコリほどの脂も残らない。
『ムギュ、、、ムギュ、、、』という感じで滑りが0だ。
それに対してワセリンは人体に使える。
また食器用洗剤で車を洗っても問題ない。
それならば、ワセリンが革製品のケアにダメな理由がない。
②過去に何年間も使ってきているが、ひび割れは起こらないしモチが良くなっている
何といってもこれ。
実際、革靴のケアに『ワセリンでもいいんじゃ、、、?』と思って試しに塗りこんでみたところ、全く問題なし。
悪い事なんてなく、ボディビルダーのように全体に艶が出るし撥水性も増す。
シワになりやすい部位もひび割れることなく何年も使うことができている。
ということで効果を実感している。
③ワセリンを使うメリット
どこでも手に入り安価。
これらの事から俺は靴の手入れにはワセリンを使っている。
今回もバイク用にと、厚底で運転しづらそうな靴を見た目で選んで買ってきたため塗り込んでみようと思う。
ワセリンを使った手入れの手順(自己流)
全体の汚れをあれば靴ブラシのようなものでほこりを落とす。
既に使用中の靴であれば、硬く絞ったタオルなんかで汚れを拭く。
全体に塗り込んでいく。
俺はオペの時に使いそうな手袋をして指先で少しずつ塗っていく。
この時に注意していることが2つ。
・小さい範囲で少しずつ塗り広げること
・薄く塗り広げていくこと
ワセリンは伸びがいいので、つけ過ぎるとベタベタになる。薄く薄く伸ばしていくのがポイントだ。
そして、ベルト部分やバックル等外せるところは外しておく。
本当は靴紐まで全部ほどいてやるのが良さそうだが、めんどいのでパス。
全体に塗り広げたところ。
艶が出る。
写真左 施工前
写真右 施工後
革の質なんかによってはオイル塗ることにより色が濃くなる。
色にこだわりのある靴は事前に目立たないところでテストをした方が良い。
俺はバイク用でキレイに使うことは難しいので、全く気にせず。
今後も塗っていくうちに赤→濃茶色になっていくのも問題なし。
問題ある人は事前にチェックを。
それで、塗ったままではベトベト感半端ない。
たくさんのホコリや砂も付いてしまう。
表面の余分なワセリンを拭きとろう。
乾いたタオルなんかでもいいと思うが、洗わなくていいティッシュを使用。柔らかいタイプ。
これでテカってるところが無いくらいまで拭き上げる。
そして完成!
これでレザー対応の防水スプレーをすればばっちり!
革靴に限らず、防水スプレーは水だけではなく汚れも弾くのでキレイさをキープするためにかけておこう。
俺の愛用はレザーも対応しているこれ。